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藤枝MYFCに元清水のGK六反勇治ら14人が新加入!須藤監督「原点回帰。ギラつき感がある選手を獲得の柱に据えた」

アットエス

藤枝MYFCが1月5日、藤枝総合運動公園サッカー場で2025年の新体制発表会見を開きました。J1昇格を目指す新シーズンは14人の新戦力が加入し、須藤大輔監督は「ギラつき感がある選手を獲得の柱に据えた」と期待。新加入選手も力強く意気込みを語りました。監督や選手のコメント、一問一答は次の通り。

<徳田航介社長>
「今シーズン、我々はJ2で3年目になる。1年目は自分たちらしく戦うことができ、2年目は現実的な戦い方もできるようになった。フロントとしてJ1をしっかり目指せる体制を組んでいく。昨季は1万人超を集める試合も経験し、現実的にJ1に行けるんだという気持ちが高まってきた。この地域の力を全て集めて、皆さんの期待を背負って戦っていきたい」 

<須藤大輔監督>
「1年目は勢いだけではないが、勢いをもとに戦い、2年目は『J2はこう戦うんだよ』という王道のような、自分に言わせると少々つまらないサッカーに終始してしまった。

初年度と比べてクラブ規模は非常に大きくなってきて、サポーターも明らかに増えている。スタジアムもバックスタンドが完成しJ1への本気度が見えた。現場もフロントも今までに見たことのないような景色を見られるようになった。3年目どうするかが本当のターニングポイント。

史上最高のJ2レベルは他のチームを見ても明らか。我々はそこに立ち向かう。下剋上ではないけど、殴り込んでいくというのをもう一度出したい。原点回帰して『超・超・超攻撃的エンターテインメントサッカー』を披露していきたい。

どうしても王道の普通のサッカーでは勝てないし、奇策を狙うだけでも勝てない。藤枝スタイルを突き詰めて、超・超・超攻撃的サッカーを披露して、なおかつ勝つという、この二極を今季こそたぐり寄せられるよう精進していく。

シーズン終盤に7戦勝ちなしで何を言っているんだと言われるかもしれないが、昨年築いた礎は発揮できるものと考えている。足りなかったものは新加入選手が補ってくれると信じている。危機感は持つが悲壮感は漂わせることなく、楽しむというサッカーの本質を忘れずに全員で一つの目標に向かっていきたい」

須藤監督・一問一答

―昨シーズン足りなかったところを、このメンバーならどうすることができるか?
「昨季は我々のスタイルを90分間、1年間通して表現できなかった。相手のプレスに屈する場面が多かった。そこで屈せずにプレスを回避できる技術やメンタルを持った選手の獲得を一番に挙げた。

あとはメンタル面。メンタルの強さが足りず、ワンプレーで相手にリズムを渡してしまっていた。強いメンタルがあればもう1度、たぐり寄せることができるけれど、それが足りずに相手にボールを握られ、相手エンドに入れずに押し込まれる時間帯が多々あった。それを断ち切れるメンタルの強さを持った選手を獲得した。

我々のサッカーはハイパワー、ハイエナジーフットボールなので運動量やスピードは必須。それを補える選手を獲得した。

もっと上に行きたいという野心が(昨季は)なかなかなかった。それが一番言いたい「原点回帰」。野心を持ってギラギラしてサッカーを楽しみ、その先におのずと結果が付いてくると思う。

今シーズンは本当に攻撃的にいく。守備をしないのではなくて2年目で構築したオーソドックス、王道の守備も状況によってはしなければいけないが、基本はハイプレス、ハイライン。コンパクトフィールドを保ちながら相手エンドで圧倒するという原点回帰をする年にしたい」
 
ーJ2初年度の61得点から昨季は38得点に減った。16ゴールの矢村が抜けた中でどう得点を取っていくか。
「ストライカーがいるチームは昨季も上位にいたのは明らか。でも我々のサッカーはそれだけではなくて、いろいろなところから点を取れるサッカー。

昨季は最終ラインからのビルドアップができず、相手のアタッキングサードからエリア内に侵入する回数が減っていた。ストライカーが点を取るためには、GK、CB、ボランチを含めての安定したビルドアップが必要。

ハイプレスからのショートカウンターでの得点も明らかに減っていたので、それができる選手たちというのもテーマになる。

低迷した最後の7試合は一度崩れるとなかなか引き戻せなかった。ワンプレーでも補えるクオリティ、ストロング、ギラつき感がある選手を獲得の柱に据えた。なおかつ藤枝スタイルで輝ける選手に来てもらった。攻めるだけでなく守備がはまらないとそれはできない。90分間攻撃している試合をシーズン通してすることが大命題になる」

新加入選手コメント

FC琉球から加入したGK六反勇治


<GK六反勇治>
「藤枝らしく相手に襲いかかっていくようなサッカーをして勝利を目指す。(オーバートレーニング症候群を発症した清水時代に)一度お世話になったクラブ。自分の経歴には藤枝が(所属歴として)載っていなかったので、現役のうちにどこかで恩返ししたい気持ちはあった。

昨季もいいサッカーをしている時はJ2上位を目指せるチームだと思ったが、流れが悪くなった時、1度負けてしまうと連敗が続くことが多かった。GKとして、最年長としてそこを改善していければチームの力になれる」

<DF楠本拓海>
「チームを引っ張っていけるように全力で頑張る。対人能力の高さと攻撃も好きなのでどんどん関わっていきたい」

<FW松木駿之介>
「クラブのために謙虚に熱くファイトしたい。守備への貢献は自信がある。自分が守備スイッチを入れて、相手ボールに襲いかかるようなプレッシャーをかけられると思う。

スタイルとしてオフ・ザ・ボールの動きが得意。そこを見てもらえるうまい選手がそろっている。鳥取では世瀬とチームメートでやっていて、世瀬が藤枝に移籍した後も試合を見ているのでいいイメージでサッカーを楽しめると思う。185センチくらいまでのCBなら勝てる自信がある」

<DF森侑里>
「J1昇格のためにどんどんチャレンジしていきたい。縦パスをどんどん間に差していく、前に付けていくのが得意」

<MF岡澤昂星>
「J2優勝、J1昇格へチーム一丸で頑張る。90分間通して落ちない運動量で、攻守ともにいろんなところに顔を出して得点、アシストという結果を出せるのが強み」

ベガルタ仙台から加入したMF松下佳貴


<MF松下佳貴>
 チームの目標達成のために自分の力を全てささげたい。パスと左足には自信がある。

<FW閑田隼人>
「チームの目標のために熱く戦う。ボールを収めて点を取ること、ストライカーは俺だという強い気持ちがある」

<DF中村涼>
「今シーズンは覚悟を持って戦う。スピードを生かしたカバーリングやセットプレーで点を取れるのが持ち味」

<MF河本大雅>
「1年目から結果を残せるよう全力で頑張る。ドリブルからのシュートやチャンスメークが特長」

<DF大森彗斗>
「J1昇格へ全力で戦う。左足のキックと空中戦には絶対的な自信がある」

ブルガリア1部へバルFCから加入したFWディアマンカ


<FWディアマンカ>
「J1昇格できるよう、多くの得点を取りたい。自分の仕事は得点だが、前からのプレッシャーを監督から言われればやっていく。チームの勝利が一番。スピードと強さが持ち味だが、こう見えても運動量は多いのでしっかり出して行きたい。1対1の仕掛けも得意」

<GKジョーンズレイ>
「攻守でJ1昇格に貢献したい。ビルドアップやキック、守備面でDFの背後に飛び出すプレーが得意」

<GK栗栖汰志>
「J1昇格へ自分が出せるものを精いっぱい出してチャレンジしながら、しっかり結果も出せる1年にしたい。GKだが得点につながるキックをしていきたい。しゃべれることと声はGKとしても、選手としても武器だと思っている」

<MF川上エドオジョン智慧>
「少しでも成長して、少しでもチームに貢献できるよう頑張りたい。前への推進力、前向きにプレーすること、ボールを持って時間を作ることもできるので見てもらいたい」

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