【広島大学】東広島キャンパスの豊かな自然を守る学生たち|地球派宣言
豊かな自然が残る、広島大学の東広島キャンパス。
およそ2000種類の動植物が生息し、生物多様性が保全されている区域として、環境省の「自然共生サイト」に認定されています。
そんな自然の生態系を調査し、守る活動を行っているのが学生のボランティア団体CSRです。
週1回おこなっているという調査に同行させてもらいました。
まず出会ったのは、エナガ。尾が長く、体の部分はピンポン玉くらいの大きさしかない小さな鳥。
冬の時期は、群れで行動する様子を観察することができます。
そして、ため池にはトンボの幼虫 ヤゴがいました。
この時期は、冬に備えた生き物たちの姿を見ることができます。
さらに、道に落ちた枯れ木にも生き物が。
出会ったのは、二ホンヒメフナムシです。
海の生き物のイメージがありますが、陸生のフナムシもいて、落ち葉や動物の死骸を食べて土にかえす分解者の役割を果たしているといいます。
豊かな生態系を守るための重要な存在なんだそうです。
調査で見つけた生物は広島大学デジタルミュージアムのホームページにアップロードし、情報発信。
保全の輪を広げていきたい考えです。
広島大学デジタルミュージアムのホームページ
広島大学の塩路さんは、「昔ながらの里山の手入れをすることで、色々な生き物が住める環境をつくっていく。そうすることでたくさんの生き物が暮らせて、集まってくることを目指しています。」と語ります。
広島ホームテレビ『ピタニュー』
地球派宣言コーナー(2024年11月20日放送)