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戸塚駅周辺下水道管 ”最新”水位情報を発信 水害対策 市ウェブに

タウンニュース

マンホール内に設置された水位計を見る参加者(西口)

横浜市は3月17日から、戸塚駅周辺の下水道管内の水位情報を市のウェブサイトにリアルタイムで発信している。水害対策の一環で横浜駅周辺に続いて2カ所目。

近年の気候変動の影響により、全国各地で局地的豪雨とそれに伴う水害が多数発生している。横浜市も時間降雨量100mmを記録するなど、下水道の整備水準を大きく上回る大雨が確認されている状況だ。

実際、2004年の台風22号により横浜駅西口周辺で、14年には台風18号により戸塚駅周辺で柏尾川の水があふれ、地下街に雨水が流入する被害が起きている。

分かりやすさ重視

市ではこうした経緯を踏まえ、商店などで構成される地下街管理者や一般市民に水防活動に活用してもらうため、21年から横浜駅周辺の水位情報をリアルタイムで市のウェブサイトで発信している。マンホール内に設置した水位計で計測し、通信機能を持つ特殊なマンホールのふたからデータを送信する仕組みだ。下水道に詳しくない人でも一目で分かるよう、イラストを用いて変化を表している。

計4カ所に設置

戸塚駅では西口・東口ともに2カ所、計4カ所のマンホール内に水位計を設置した。いずれも地下道街に隣接している。3月26日・27日に市は、駅周辺の商店街関係者らを対象にした水位情報システムの活用方法などの説明会を区役所で開催した。その後、実際に設置された西口交番前のマンホールに移動し、見学をした。

参加者の一人は「これまで下水道の状況は分からなかったが、誰でも水位がウェブ上で見られることになったのは役に立つのではないか」と感想を語った。

市担当者は「このシステムの活用により、関係者に地下街への浸水を防止する止水板の設置や、利用者に避難を促すタイミングを判断する材料の一つにしてもらえれば」と話している。

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