新DCユニバース「すべてが『スーパーマン』みたいになるわけではない」 ─ 今度の『クレイフェイス』はいきなりホラー
ジェームズ・ガンによるDCユニバース映画第1弾『スーパーマン』は、ザック・スナイダーによる前シリーズと比較して明るく快活な作風となった。次回作はスーパーマンのいとこを描く『スーパーガール』で、『スーパーマン』と共通するトーンが見られそうである。
だからと言って、DCユニバース全てが『スーパーマン』のような作風になるわけではない。他に控えているシリーズ映画『クレイフェイス』は本格的なホラー作品になると言われる、いきなりの異色作。“歩く粘土の塊”という怪人になる男を描く作品で、監督は『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(2024)のジェームズ・ワトキンス、脚本は数々のホラー作品で知られるマイク・フラナガンが手がける。
「『クレイフェイス』は全くの別物です。同じユニバースではありますが、こっちは完全にホラー映画。僕たちがやりたかったことです」とガンは多様な作品展開を米にてコメント。今後はさまざまな表情を持つ作品が飛び出すことになる。
「会社的な形式ではない。すべての映画が『スーパーマン』みたいになるわけではありません。アーティストや監督、脚本家によるそれぞれの創作が独自の感性をもたらす。観客の皆さんに退屈させたくないのです。」
このほか、配信ドラマとして「ランタンズ」も2026年にデビューを控える。こちらは「トゥルー・ディテクティブ」調の殺人ミステリードラマ。コミックがそうであるように、全く毛色の異なる作品たちが同一ユニバース内で展開されることに。だからこそ、将来的にキャラクターたちが共演することがあれば、斬新で見応えのあるものが生まれそうだ。
『スーパーマン』は大ヒット公開中。
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