市制100周年を見据え 佐倉市と千葉県立高等学校等との包括連携協定
地域社会の担い手となる人材の育成、また「持続可能なまち・佐倉」の実現を目指し、市と市内の県立学校等が包括連携協定を締結しました。
「持続可能なまち・佐倉」の実現へ
佐倉市内には佐倉高校、佐倉東高校、佐倉西高校、佐倉南高校、印旛特別支援学校さくら分校の5つの県立学校があります。
2月8日、佐倉市と各校が包括連携協定を締結しました。
今年は市制70周年 未来へ向けて
30年後の市制100周年を見据え、地域社会の担い手となる有益な人材の育成を図り「持続可能なまち・佐倉」の実現を目指します。
夢咲くら館で行われた協定締結式には西田佐倉市長をはじめ、各校の校長と生徒が出席し、佐倉南高校の生徒が運営に携わり開催されました。
佐倉東高校代表生徒によるスピーチ、締結式の後は印旛特別支援学校さくら分校の実習制作物の販売会が行われた他、佐倉高校音楽部、佐倉西高校ダンス部の発表がありました。
各校のさまざまな取り組み
佐倉市役所の若手職員35人が手を挙げ、各校の担当になりました。
「生徒と接することで自分も成長できます」と話す担当職員。
佐倉市立中央公民館では佐倉高校美術部の生徒7人がガラスアートを制作。
5日間、高校から通い、仕上げました。
作品は6月末まで見ることができます。
佐倉高校1年生のグループは廃乾電池、小型家電の回収ボックスを作り、市役所1号館1階に設置しました。
子どもが興味を持てるよう電池を転がしながら入れる工夫をしています。
佐倉東高校は昨年3月に「夢咲くら館」の開館の際、ファッションショーなどを催しました。
また毎月、佐倉産の野菜や米粉を使用したスイーツを考案し販売しています。
印旛特別支援学校さくら分校は「夢咲くら館」の花壇にパンジー、ビオラでSAKURACITY70の文字を作りました。
「小学校、中学校は義務教育なので市町村と結び付きがありますが、県立学校は他の市町村からも通学しているので、佐倉市で才能を開花させ、行政にも興味を持ってほしいです。若い世代の目線が地域の課題解決のきっかけになることもあるので、期待しています」と佐倉市企画政策課の担当職員は話します。(取材・執筆/さくら)
※問い合わせ
電話番号/043-484-3374
佐倉市企画政策部企画政策課