イングリッシュ・ナショナル・バレエ団『白鳥の湖』追加上映が決定
現在公開中のイングリッシュ・ナショナル・バレエ団『白鳥の湖』が追加上映されることが決定した。追加されるのは、イオンシネマシアタス調布ほか7劇場。2025年1月31日(金)~2月6日(木)の1週間限定で上映される。
60羽のコール・ド・バレエ含む120人の総出演者で、バレエ史上最大級スペクタクルの『白鳥の湖』。イングリッシュ・ナショナル・バレエ団は英国トップクラスのバレエ団ならではの高い技術を誇る団員が多く、冒頭ではバック転などのアクロバティックなダンスを披露する男性ダンサーたちも登場して躍動感あふれる作品だ。
主演のオデット/オディール役のイ・サンウンの他、王子のギャレス・ハウ、悪魔ロットバルトを演じるジェームズ・ストリーターなど、日本でもお馴染みのダンサーに加え、日本人ダンサーでは本作の3幕ナポリのソリストとして大谷遥陽が出演し、見事な音楽性とテクニックを発揮する。ロイヤル・アルバート・ホールの大きな舞台での上演ため、1幕で通常パ・ド・トロワとなっているところに12人のソリストが登場するパ・ド・ドゥーゼになり、猿橋賢、鈴木絵美里、大谷遥陽、エリック・ウルハウスも出演し、またコール・ド・バレエやワルツ、3幕の各国の踊りでは、仲秋連太郎、淵山隼平のほか、団員以外にも元新国立劇場バレエ団の横山柊子、池田紗弥らもゲスト出演している。
イングリッシュ・ナショナル・バレエ・フィルハーモニー管弦楽団の指揮をとるのはギャヴィン・サザーランド。先日新国立劇場バレエ団の『眠れる森の美女』も指揮して日本のバレエファンにはなじみ深い指揮者だ。音楽性にも優れてダイナミックな振付は、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団 元芸術監督のデレク・ディーンが手がけた。美術を担当したのは世界的な名匠として高名なピーター・ファーマー。イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の演目ではアクラム・カーン振付の『ジゼル』が劇場公開されてから、日本では2作目の劇場公開となる。
本編演目の途中には、ロットバルト役のジェームズ・ストリーターのインタビューや、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団が力をいれる医療・教育プログラムなどについてのドキュメンタリーも上映される。