智弁和歌山から意地の1点「きょうの負けを起爆剤に」
2027年に学校創立100周年を迎える赤穂高校の記念事業として、高校野球の交流試合が24日、城南緑地の赤穂トラストホープ球場であり、同校が全国屈指の強豪、智弁和歌山に挑んだ。
試合は智弁和歌山の打線が計18安打の猛攻。赤穂は6回に家納大和主将(2年)のタイムリーヒットで意地を見せたが、相手投手陣を打ちあぐね1ー14で完敗した。それでも、最後まであきらめないプレーを見せ、スタンドから拍手が送られた。
「全国優勝を狙うチームの物差しを見せてもらえた。きょうの負けを起爆剤に成長してくれることを楽しみにしたい」と頓田郷平監督。先発完投した赤松那柚汰投手(1年)は「智弁和歌山の打者は圧がすごかった。最後まで戦い切ったことを自信にして今後の練習に励みます」と前を向いた。
智弁和歌山との交流試合は今年から3年連続で開催する予定。来年は11月22日(日)、再来年は5月15日(土)に、いずれも同球場で行われる。主催の学校創立100周年記念実行委員会の東野雅弘・同窓会長は「記念事業を通じて地域を盛り上げていきたい。応援とご支援をお願いします」と話している。