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<全国中学校体育大会サッカー>全国優勝を狙う静岡学園中のゲームメーカー山田栞汰は冷静沈着。岡島監督「1人だけ違う世界でプレーできる」

アットエス


8月18日に宮崎県で開幕する全国中学校体育大会のサッカーで、静岡学園が16年ぶり2度目の頂点を狙っている。キャプテンマークを巻くのは、ワンボランチで中盤の底から試合を組み立てる山田栞汰。どんな時も慌てない冷静なプレーが持ち味だ。(シズサカ編集部・南部明宏)

どんな密集地帯でも、どんなに激しく体を寄せられても、敵から遠い方の足で巧みにボールコントロール。仲間がボールを受ける時間をつくり、パスを散らして試合を組み立てていく。

岡島弘高監督は、試合の流れを読むサッカーIQの高さや周囲に気配りできるリーダーシップを評価。「飛び抜けた速さや強さがあるわけではないので、2年の頃は試合に出ていなかった。でも今は、同学年の中では一人だけ違う世界でプレーできる」と目を細める。ピッチの中での存在感は抜群だ。

「静学は足元がうまい選手が多いので、自分はその選手たちを生かしながらゲームをコントロールすることを意識しています」。強化中の左足でゴールに直結するようなロングパスも出せるようになってきたという。

小学時代は静岡市清水区を拠点にする高部JFCでプレーし、6年時はNTTカップなど県内タイトルを総なめに。JA全農杯全国大会で準優勝、全日本U-12選手権で3位に入るなど輝かしい実績を残したチームの中心選手だった。

中学に上がるタイミングで高部JFCの仲間たちと一緒に清水エスパルスジュニアユースに進む選択肢もあったが、静岡学園へ。「技術重視で、自分がもっと成長できるかなと思った」という。

憧れの選手はクロアチア代表のMFルカ・モドリッチ(ACミラン)。「走っている味方の足元に意外性のあるパスを出すところ。仲間のことが見えていてすごい」と目を輝かせる。

今年の静岡学園は攻守ともに充実した戦力が整い、東海ブロックでは他を寄せ付けない強さを見せつけた。岡島監督は「勝てばいいというわけではない。自分たちの理想とするサッカーにチャレンジしながら上を目指したい」と語る。

テクニックやインテリジェンスを駆使しながら優勝を目指すチームの中心に、山田はいる。「静学らしさを出して、一戦一戦成長しながら勝っていくことができれば」。小学時代には届かなかった全国の頂点にたどり着くことができるか。

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