原宿・表参道で世界の美食ランチを楽しめるおすすめ4店。インドにペルー、メキシコ料理まで、味の世界旅行へ!
訪日外国人のお目当てのひとつであろうこのエリアは、食だってインターナショナル。日本の味はもちろんのこと、世界一周も目じゃないほどさまざまな国の料理店が点在する。本場の食文化を、洗練されたランチでご堪能あれ!
LAS DOS CARAS MODERN MEXICANO Y TACOS(ラス ドス カラス モダン メキシカーノ イ タコス)
油控えめヘルシーな南インドの味わい『BRITISH INDIAN CAFE1930』【明治神宮前】
イギリス植民地時代の1930年代のインドがコンセプト。英国調の店内ではひととおりのインド料理が味わえるが、迷ったらマサラドサを。銀皿からはみ出す大きなドサは南インドのクレープ的軽食で、米とダル豆の粉を1日発酵させた生地を薄く香ばしく焼き上げて丸める。相棒にはカレースープのようなサンバー。野菜が多種類入り、タマリンドの酸味がやみつきのヘルシーな味わいだ。意外にも油控えめで胃に優しい。
『BRITISH INDIAN CAFE1930』店舗詳細
BRITISH INDIAN CAFE1930(ブリティッシュインディアンカフェイチキューサンゼロ)
住所:東京都渋谷区神宮前3-27-7/営業時間:11:30~20:30LO(ランチ平日は~15:45LO、休日は~14:45LO)/定休日:無/アクセス:地下鉄千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩8分
美食の南米料理は、繊細で多彩『DESTINO51(デスティノ)』【表参道】
海岸、高地、アマゾンと異なる環境に恵まれ、食材も豊富なペルー料理。この店では、白身魚をライム果汁で漬け込んだマリネのようなセビーチェ、黄色い唐辛子とクリームで鶏肉を煮込んだアヒ・デ・ガジーナなど、熟練の現地人シェフが腕を振るい提供する。原産であるトウモロコシなども複数使い、どの皿も和食のように繊細な味。美食の国として注目されるのも納得の満足感だ。平日限定で3品3900円のランチもあり。
『DESTINO51』店舗詳細
DESTINO51(デスティノ)
住所:東京都港区南青山5-4-30/営業時間:17:30~21:00LO(日は~20:00LO)/定休日:無/アクセス:地下鉄表参道駅から徒歩7分
日本の農作物に魅了されるそばと天ぷら『竹ノ下そば』【原宿】
街の喧騒を忘れる地階の空間で向き合えるのは、この道15年の店主による渾身(こんしん)の十割りそば。全国6カ所ほどの生産者からソバを仕入れ、石臼でひく。さらに打ち粉も同産地のソバを自家製粉。このひと手間が味に差をつける。麺は華奢(きゃしゃ)な細さで、香り立ちものど越しもきわめてよし。昆布とシイタケ、鰹節の出汁と佐賀の醤油によるあっさりしたつゆが引き立てる。こめ油でカラリと揚げた薄い衣の旬の野菜の天ぷらもぜひ。
『竹ノ下そば』店舗詳細
竹ノ下そば(たけのしたそば)
住所:東京都渋谷区神宮前1-20-12 原宿フォースB1/営業時間:11:30~14:30LO・19:00~20:30LO(火・日は11:30~14:30LOのみ)/定休日:月(月が祝の場合も休)/アクセス:JR山手線原宿駅から徒歩2分
唐辛子=辛い、だけじゃない奥深さ『LAS DOS CARAS MODERN MEXICANO Y TACOS(ラス ドス カラス モダン メキシカーノ イ タコス)』【明治神宮前】
ラスドスカラス=“2つの顔”を意味するとおり、伝統とモダンが調和したメキシカンダイニング。平日限定ランチでも人気のファヒータ(肉などのグリル料理)はアメリカのテキサスとメキシコ料理をミックスした“テックスメックス”だ。一品料理にもサルサ(ソース)にも欠かせない唐辛子は現地から5種類輸入し使い分け。辛いだけじゃない風味、香りを楽しもう。カラフルな自家製コーントルティーヤのタコスもおすすめ。
『LAS DOS CARAS MODERN MEXICANO Y TACOS』店舗詳細
LAS DOS CARAS MODERN MEXICANO Y TACOS(ラス ドス カラス モダン メキシカーノ イ タコス)
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-37 CASCADE HARAJUKU B1・1F /営業時間:11:30~22:00(金・土・祝前日は~23:00。ランチ平日は11:30~14:30)/定休日:無/アクセス:地下鉄千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩2分
取材・文=下里康子 撮影=オカダタカオ
『散歩の達人』2025年10月号より