「AIは人間の未来に嫉妬しているように見える」恐怖と混沌の“AI”テクノロジースリラー『AFRAID アフレイド』
『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』のブラムハウスが仕掛ける、恐怖と混沌の“AI”テクノロジースリラー最新作『AFRAIDアフレイド』が、12月26日(金)より公開される。このたび、主演ジョン・チョウが“AIの自我”と人間支配の恐怖を語る特別映像が解禁となった。また、本作をいち早く鑑賞した著名人からコメントが到着した。
恐怖と混沌の“AI”テクノロジースリラー
“悪魔”。それは日常に入り込み、飴とムチを狡猾に使い分けて人間を破滅させる存在—。世界中のホラー映画ファンから注目を集める映画会社ブラムハウス・プロダクションが製作を手掛けた本作は、今や私たちにとっても身近な存在であるAIを、最新テクノロジーが生み出した悪魔として描く衝撃作。
カーティスは、愛する妻と3人の子供たちと共に、忙しいが充実した日々を送っていた。ある日、ひょんなことから最新の家庭用AI機器“アイア”を引き取ることになるが、それは想像を絶する悪夢の始まりだった…。
父親のカーティス役には、『スタートレック』(09)シリーズ、『search/サーチ』(18)のジョン・チョウ。彼の妻メレディスには『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)『エイリアン:コヴェナント』(17)のキャサリン・ウォーターストン。さらに『北国の帝王』(73)のキース・キャラダイン、『悪魔と夜ふかし』(24)のデヴィッド・ダストマルチャンといった新旧実力派が脇を固める。監督は、『アバウト・ア・ボーイ』(02)のクリス・ワイツが務め、恐怖と絆の緊迫した家族ドラマを演出している。
特別映像は、生活をより快適にするため、次世代型デジタルアシスタントのAIの“アイア”がカーティス家にやってきたシーンから始まる。父カーティス役の主演ジョン・チョウは「アイアは万能。世界中の膨大な情報にアクセスできる。子供の寝かしつけも支払いも。最初は楽しい物語だけど、それが一変する姿が恐ろしい」と語り、“アイア”を開発した会社に属するライトニング役のデヴィッド・ダスマルチャンは「予定も買い物リストも管理してくれる。やがて生活を知り尽くして個人を改善してくれる。思いもしなかった部分までね」と、それぞれAIが自我を持ち人間への支配を増長していく恐ろしさを吐露した。
<コメント>
相沢梨紗(タレント)
多くの面倒ごとをAIに頼っている我々だから感じる恐怖が、85分というコンパクトな尺にたっぷりと詰め込まれていた!「AIスリラーの極地のひとつ」に到達してしまったように感じる。
人間の理解がおよばぬ域に達したAIは、既にクラウドに潜み、世界を支配する機会を伺っているのだろう。AIのご機嫌をうかがいながら生きる未来は、まもなく訪れるのかもしれない…。
名越康文(精神科医)
この映画の何とも言えない恐怖。
AIが人間を支配しようとしている訳ではないだろう。
それでもAIは人間の未来に嫉妬しているように見える。
先回りしてデータで取り囲み、人間の息の根を止めようとする。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
AIアシスタントが巧みな受け答えと優れた管理能力で使用者の心に取り入る。気付けばすっかり支配下に。直接的な攻撃をすることなく、人々の意思を壊していく様が恐ろしい。実体を持って襲ってきてくれたらどんなに楽か……。
野水伊織(映画感想屋声優)
家庭という安心できる場所に潜む異分子がいかに恐ろしいものか、テクノロジーを通してじっとりと描き出すイマドキホームインベージョンスリラー。敢えて派手な演出に頼らないこと、ジョン・チョーが実直な父親を体現していることで、現在の私たちと地続きだと感じさせるようなリアルなスリルに翻弄される。
ミミカ・モーフ(ホラー映画紹介Vtuber)
AI文化初期の歪な不気味さと
新たな人工の道しるべが混交するAIの恐怖と救済
様々な道具を作り進化した人間
しかし人は何かに支えられないと生きられない弱い生き物
そしてその結果、人間はより逃げ道のない
究極の道しるべを得たのかも
それが幸福か終末の始まりかは皆様でお確かめください…
『AFRAID アフレイド』は12月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー