横須賀市立小学校 校外行事で意識不明 ベッドから落下、頭蓋骨骨折
横須賀市教育委員会は7月26日、市立小学校が実施した校外キャンプで、2段ベッドの上段で就寝していた小学5年生の男子児童(10歳)が転落し、頭蓋骨骨折や脳内出血で意識不明の重体となる事故があったと発表した。
事故が起きたのは20日午前1時25分ごろ。三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ(三浦市初声町)に宿泊していた児童が高さ約1・4mのベッドから落下し、頭痛や吐き気で苦しんでいたところ、同室の児童が発見。引率の教諭へ通報し、約15分後に救急搬送された。その後意識を失い、7月29日現在も意識が戻らず、集中治療室(ICU)で治療が続けられているという。
市教委によると、同行事には58人の児童と引率者6人が参加。当該児童が就寝していたベッドに欠損などは見つからなかったと説明している。
市教委は今回の事故を受け、校外行事における安全確保の徹底と利用施設の設備の危険箇所などを事前に把握することを各校へ伝達。会見では、校外行事で事故が起きたことを謝罪した上で、「原因究明と再発防止に努める」としている。