【ツラい】映画『スーパーマン』に大感動した会社の先輩に異変が起きた。そろそろ本当にやめて欲しい
2025年7月11日、映画『スーパーマン』が公開された。同作は新生DCユニバースの記念すべき第1作として公開され、監督と脚本を「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガンが務めている。
映画公開から先立つこと数週間前、私(サンジュン)と先輩の佐藤記者は『スーパーマン』の試写会に訪れていた。映画自体はマジで完璧! さすがジェームズ・ガン監督!! ところが私の『スーパーマン』はそれで終わらなかったのである。
・はじめに
まずは私が感じた映画『スーパーマン』の総評を手短に述べさせていただきたい。私は元々、ジェームズ・ガン監督の良さは「感動ポイントが恩着せがましくないところ」だと思っていた。
ガーディアンズ2のヨンドゥのくだり然り、スーサイドスクワッド2の「それでも生きている」然り、ごくごく自然に人を感動させられるのがジェームズ・ガン監督の素晴らしさである。病気で泣かすどこぞの映画とは違うのだよ。
ところが本作では “らしさ” がさほど発揮されていなかった。理由は明白で「スーパーマンが持つメッセージ」と「ジェームズ・ガン監督が伝えたい想い」が重なっていたから。
これは本作をご覧になっていただければわかると思うが、そういう意味でジェームズ・ガン監督がスーパーマンを手掛けるのは運命だったのかもしれない。スーパーマン、自信を持ってオススメできます。
さてさてさて。
・その後のスーパーマン
ここからはガラッと変わって、私の身に起きている「その後のスーパーマン」について。試写会に同行した佐藤記者は大のジェームズ・ガン監督ファンであり、同時に「DC(スーパーマンの会社)」の熱心なファンでもある。
スーパーマンを鑑賞した佐藤記者はいたく感動したようで、すでにアツい記事を執筆している。良かったですね、パイセン。俺も試写会にパイセンとご一緒できて光栄です。……と言いたいところだが。
試写会から数日経っても、佐藤パイセンのスーパーマン熱は冷めない。いや、正確には「ジェームズ・ガン監督への愛」が止まらない。例えばこんな風である。
パイセン「サンジュン、ガンは音楽の使い方も上手だよな。ピースメイカー(ジェームズ・ガン監督のドラマ)で『Do Ya Wanna Taste It』をチョイスするセンスはすごいよ」
パイセン「スーパーマン以外のキャラも良かったな。あれもガンだからキャラが立ってるんだろうな」
パイセン「本当にガンは怪獣が好きだよな。ガンは日本の特撮ものが好きらしいぞ」
パイセン「ガンはアクションシーンも抜かりない。終始見応えがあったな」
パイセン「ガンがスーパーマンをやってくれて本当に良かったと思ってる。これからのDCユニバースには期待しかない」
パイセン「ガンは……」
パイセン「ガンとて……」
パイセン「ガンも色々あったけど、それで良かったのかもしれないな……」
いやガンガンガンガンうるせえな?
一応黙って聞いていたが、なぜ彼は世界的映画監督を「ガン」と呼び捨てにしているのだろう? かつてテニスの錦織圭選手を地元が同じだからという理由で「ケイ」呼ばわりしていたが、その流れなのだろうか?
というか、もういい加減『スーパーマン』が面白いのはわかったから! というか、俺もあんたと一緒に観てるから!! 助けて、スーパーマン! そろそろ佐藤の口をふさいでくれませんかーーーー!!
逆に言えば普段は割とシリアスな佐藤パイセンをこうも熱くさせてしまう映画『スーパーマン』は、やはり秀逸な作品なのだろう。映画『スーパーマン』は絶賛公開中である。
タイトル:『スーパーマン』
公開:2025年7月11日 日米同時公開
配給元:ワーナー・ブラザース映画
Photo:(c) &TM DC(c)2025 WBEI
参考リンク:スーパーマン
執筆:P.K.サンジュン