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産後の仕事復帰からの転職を経て自分が見つけた、フルタイム在宅ワーカーという「働き方」

たまひよONLINE

31歳で妊娠、2014年9月に出産し、夫と現在3歳になる一人息子と3人暮らしをしているフルタイム在宅ワーカーの【chika】です。当時、正社員として勤めている時に妊娠をし、会社から産休・育休をいただきました。

待機児童ゼロを目指す地区で、育休1年1ヶ月で復帰


待機児童が多い地区に住んでいたため、出産前から「保活」について自分でも色々調べ、産前休暇の段階で、たくさんの保育園を見学していました。たまたまタイミング的に待機児童ゼロを目指す方針と共に、新しい保育園の情報がパラパラ出てきたところだったので、毎日、役所のホームページをチェックしました。

その甲斐があり、年度途中で新しい小規模認可育園ができるという情報をゲット。無事に入園が決まり、育休は1年間と1ヶ月で、仕事復帰をすることができました。

通勤往復3時間との闘いと同僚ママの退職への疑問


仕事復帰ができた喜びもつかの間、当時、私が勤めていた会社は自宅から1時間半かかる場所にあり、7時間労働がギリギリでした。

ワーママが経験する、子どもの発熱で園からの呼び出しも当然のようにあったのですが、呼び出しからたどり着けるのは1時間半後。「この通勤時間って一体何だろう? 」と、復帰して数か月でモヤモヤする気持ちが出始めました。

好きな仕事だったのですが、正直、通勤時間が長いと体力の消耗も激しく、ますますその時間が無駄なものに思えて来た頃…、2人の子どもを育てながら働いている、とても優秀な同僚が「家庭との両立ができなくなった」という理由で辞めてしまったのです。そして、この出来事が私を変えるキッカケになりました。

運命を感じた!? 予想していなかった産後の転職


「なぜ能力も、やる気もある人が辞めないといけないのか」という疑問とともに、私はそれから毎日、通勤時間中に携帯でママが働ける仕事について調べるようになりました。

子どもを持ちながらも働ける環境の仕事に、どんなものがあるのかを知るためでした。調べていく中で、とある「在宅ワークの求人サイト」を見つけて、偶然、その運営スタッフの正社員を募集しているページに目が止まりました。自分が在宅ワークをやりたいとは思っていませんでしたが、その会社は自分の住んでいる最寄り駅にもあったのです!

「通勤時間も短縮できるし、ママたちのために働けるなんて、素晴らしい」と運命を感じ、夫にすぐに相談。幸い、私が積極的に働くことに理解のある夫だったために、「いいんじゃない」と背中を押してもらって応募。無事に採用してもらえました。

より多くのママに広めたい、在宅ワークという選択肢


入社後、「在宅ワーク」について学ぶ中で衝撃を受けたのが、在宅でもスキルや経験を活かして長く活躍できる仕事や、キャリアアップ出来る評価制度があったり、在宅正社員という雇用形態もあったりするということを知ったことでした。

能力を活かして働き、キャリアを積みたいというママもいるはず…。働き方の選択肢のひとつとして、より多くの方に広めたいという思いが強くなり、入社1年目で退職を決意。自ら、在宅ワーカーのモデルケースとして働き始めました。

現在は9時~17時で、前職の会社から在宅ワーカーのチーム管理や構築の仕事を8割、他にライティング、校正などの仕事を2割しています。在宅で働くことで子どもの発熱などの呼び出しや、少し体調が悪い時の通院も、自分のスケジュール調整を行って対応できるので、精神的にも安定して働けています。

私は、キャリアも積める在宅ワーカーという新しい道を知ったことで人生の転機が訪れましたが、すべてのママが同じような考えではないとも思います。あくまでも「ママの働き方の選択肢のひとつ」として広まってほしいなと考えています。子どもに関しても、親がやっている「在宅ワーク」という働き方の理解度を高くし、将来的にも柔軟な考え方ができる子に育てたいと思っています。私の働き方に文句ひとつ言わず理解をしてくれる夫にも感謝!

[chika*プロフィール]
3 歳になる息子と旦那の3人暮らし。やんちゃだけど甘えん坊の息子は認可保育園に通園中。在宅ワーカーでありながら在宅ワークをもっと世の中に広める活動を中心に、ライター、校正、取材業務など幅広く仕事をしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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