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円満退職に必要な最低限のマナー6選、「立つ鳥跡を濁さず」は社会人として当たり前!

コクハク

辞めさせていただきます(写真:iStock)

 終身雇用の時代は終わり、今では6割の社会人が転職経験ありだというデータも出ています。読者の皆さまのなかにも、「転職しようかな」と悩んでいる方や「近いうちに絶対に転職する!」と意気込んでいる方もいるはず。
 今回は円満退職をするためのマナーを紹介します。

円満退職のためのマナー

 自分のキャリアアップのために今の会社を去ることを選択したとしても、やはり一緒に働いてきた仲間たちには感謝を伝えて退職したいですよね。円満退職するために、意識しておきたいことを6つ、紹介します。

1. 退職時期は早めに報告

廻りの負担をよく考えて(写真:iStock)

 まず、退職を決めたら退職する時期を早めに上司に報告しておくことがとにかく大切! あなたが辞めることで、上司や先輩、同僚はあなたの仕事の割り振りや引継ぎ、人員補填などなど、やらなくてはならないことが一気に増えてしまいます。

 ただでさえ忙しいのに、退職予定日直前で報告されたらてんやわんやで大迷惑。

 今までお世話になった上司や先輩、同僚に迷惑をかけないためにも、退職する時期はなるはやで報告するようにしましょう。

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2. 退職報告は口頭で

口頭で伝えるべし(写真:iStock)

 最近はリモートワークが普及し、チャットで仕事のやりとりをする機会も増えました。でも、退職報告をチャットやSNSでするのは絶対に控えて! 退職報告は必ず対面、口頭でするようにしてください。

 チャットでの退職報告はあまりにも失礼なので、要注意。

3. 繁忙期での退職はなるべく避ける

 退職する時期は、なるべく繁忙期を避けるようにしましょう。閑散期でも退職されると一気に忙しくなるのに、繁忙期に退職されると残される側は徹夜コース。

 繁忙期を避けるのはもちろん、退職時期について上司から「ここまではいてくれないかな?」と相談されたら、可能な範囲で調整できると好印象ですよ。

4. 引継ぎは抜かりなく

引継ぎは念には念を入れて(写真:iStock)

 引継ぎは抜かりなく、余裕を持って終わらせるようにしましょう。「もう私は辞めるんだし、後はどうなっても知らなーい!」と引継ぎもそこそこに退職してしまうのはあまりにも無責任。

 あなたが引継ぎをせずに退職してしまうと、同じ部署の上司や先輩、同僚に迷惑がかかるのはもちろん、それが顧客や取引先とのトラブルに繋がってしまうことも。

 退職日当日には何もすることがない状態を目指して、余裕を持って引継ぎをしましょう。

5. 退職日まで今まで同様しっかり働く

最後までちゃんとやり切ろう(写真:iStock)

 当然ではありますが、退職日までは今まで同様しっかり働くようにしてください。「もう辞めることも伝えたし、退職日まで一生懸命働いたとて次のボーナスはもらえないし、後はテキトーにやりすごそう」なんて考えでは円満退職とは程遠く、むしろ恨まれながら退職することに。

 今まで一緒に働いてきた仲間に感謝の気持ちを示すためにも、退職日までは真面目に働きましょう。

6. 何かしらお礼の品を用意しておく

あるとないとでは大違い(写真:iStock)

 退職日当日は、上司や先輩、同僚に何かしら今までのお礼の品を贈れると好印象。そんなに高いものでなくてOKです。お菓子やカフェのコーヒーチケットなど、ちょっとしたもので大丈夫!

 お礼の品があるのとないのではイメージがだいぶ変わります。みんなに「ずっといて欲しかったよ」「残念だけど、次の職場でも頑張って!」と惜しまれながら退職したいなら、お礼の品を用意しておくに越したことはありません。

円満退職を目指すなら、最低限のマナーを

 今回紹介したように、円満退職をしたいなら、最低限のマナーを守って周りを気遣う言動を心がけるのが大切。一緒に働いてきた仲間にできる限り迷惑をかけずに退職できるように、退職時は余裕を持って動くようにしてくださいね。

(コクハク編集部)

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