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【葉山 イベントレポ】Hayamatic! 2025 - 豪華DJが集う、葉山うみのホテルのバレアリックな1日

湘南人

【葉山町】葉山うみのホテルでバレアリック音楽イベント「Hayamatic! 2025」開催 1...海を眺めながら心地よい音楽を楽しむ特別なひとときを過ごしませんか?葉山うみのホテルで2025年10月19日(日)に、恒例の音楽イベント「umi conexión "Hayamatic!" 2025」が開催されます。今回で5回目となるこのイベントは、バレアリックスタイルの音楽を楽しめる人気のイベントです。バレアリックとは、スペインのイビサ島で生まれた自由で心地よい音楽スタイルで、アンビエント、ハウス、ジャズ、ロックなどジャンルにとらわれない様々な音楽を心地よいサウンドでプレイするのが特徴です。イベント概要日程・時間2025年10...

湘南人

2025年10月19日(日)、葉山うみのホテルで、音楽イベント「umi conexión "Hayamatic!" 2025」が開催されました。今回で5回目となるこのイベントは、バレアリックスタイルの音楽を楽しめるDJイベントです。

バレアリックとは、スペインのバレアレス諸島(イビサ島)で生まれた自由で心地よい音楽スタイル。アンビエント、ハウス、ジャズ、ロックなどジャンルにとらわれない様々な音楽を心地よいサウンドでプレイするのが特徴です。

会場は葉山うみのホテル

会場となるのは「葉山うみのホテル」です。もともとアサヒビールの研修施設だった建物をリノベーションし、2020年3月にオープンしました。葉山の海へと続くようなやさしい水色を基調とした外観で、中へ入ると明るく開放的な空間が広がります。2022年にはグッドデザイン賞を受賞したこのデザイン性の高いホテルの1階のロビーが今日のフロアとなります。

おもしろいのが、この建物の構造です。1階にはロビーとカフェ、キャビンタイプのゲストハウス「Bunk room」があり、2階から4階は住宅型有料老人ホーム、5階がホテルの客室、6階には大浴場が設けられています。ホテルと老人ホームはそれぞれ独立した空間として機能していますが、同じ建物のなかにカフェやロビーがあることで、世代を超えた交流が生まれる場にもなっています。

葉山うみのホテルのスタッフの皆さん

オーガナイザーの弘石雅和さんにインタビュー

Hayamatic!の第1回目が開催されたのは2022年。当時、どのような経緯から開催することになったのでしょうか。イベントをオーガナイズしているユーマ株式会社代表取締役の弘石雅和さんにお話を伺いました。

「もともとは東京に住んでいたのですが、10年ほど前に葉山にセカンドハウスを持ったことがきっかけで、2拠点生活が始まりました。その頃、音楽を通して集まれる場所をつくりたいと思い、8月生まれの音楽仲間と獅子座のパーティというイベントを始めたんです。これがHayamatic!の原型になっています。」

コロナ禍の中、弘石さんは葉山へ本格的に移住しました。

「ちょうど同じ時期に、葉山うみのホテルがオープンしたんです。ホテルの方と話すなかで、葉山という土地で遊べる場所をつくりたい、という思いが一致して、そこからホテルのロビーを会場にDJイベントを開くことになりました。」

バレアリックスタイルに込められた思いを教えてください。

「Hayamatic!には、5歳くらいの子どもから、ホテルの隣の介護施設から来てくださる方まで、幅広い世代のお客さまがいらっしゃいます。誰もが心地よく楽しめるように、自由でジャンルにとらわれない雰囲気を持つこのスタイルを選びました。」

今回、どんなDJが集まっているのでしょうか。

「スペシャルゲストDJは、以前から仕事で関わりのあったアーティストをお呼びしました。また、葉山や大磯など、湘南エリアに暮らしているDJもたくさんいます。Hayamatic!をオーガナイズしている3人―Jay Zimmermann、Hideo Kobayashi、そしてわたし―も、第1回目からDJとして参加しています。」

経験豊富なDJが集う今回のHayamatic!。スピーカーは持ち込みで、前日から音響チェックを行うなど、細部へのこだわりも感じられます。
葉山の海を望むロビーに、どんな音と空気が生まれるのか。これから始まるイベントへの期待が高まります。

(左から、Jay Zimmermannさん、Hideo Kobayashiさん、弘石雅和さん)

うれしいウェルカムドリンクも

来場すると、まずはうれしいウェルカムドリンクを1杯いただけます。明るい時間からグラスを傾けると、なんとなくラグジュアリーな気分に。

この日のための特別メニューも用意してありました。お腹が空いたらソファー席でなにか食べるのも良さそうですね。支払いは現金の他、カードと交通系ICなどが使えるようでした。

15時になりました。音楽が鳴り響き、非日常的な雰囲気に様変わりしたホテルのロビーにお客さんが次々に来場します。ドリンクを手に、お客さんが次々とフロアへ集まっていきます。DJブースへと足を向けてみましょう。

午後の光とともに始まる音

1人目のDJはJay Zimmermannさん。続いてMasakazu Hiroishiさん、Hideo Kobayashiさんと、Hayamatic!をオーガナイズするメンバーが登場し、イベントの幕開けを彩ります。

こだわりの音響は、なるほどロビーを包み込むような音量と音域の広さで、まるで上質なヘッドホンの中に身を置いているかのような臨場感です。インタビューの中で弘石さんが「YMOと仕事をしたことがある」と話していたのを思い出しながら耳を傾けていると、ふと坂本龍一の「Thousand Knives」が流れました。思わず頬がゆるみました。

4人目のDJはYuki Kawamura aka Venusさん。徐々に夜が明けていくようなセットで、最後にしっかり静かになったところを5人目のChristopher Willitsさんが繋ぎます。心地よく、溶けていくようなテクノです。

音と光で彩る葉山の夜

日が暮れてきました。VJ(ビジュアルジョッキー)・100LDKさんによる映像演出と、壁に映る照明がいっそう際立ちます。夜が訪れるとともに、来場者も次第に増え、会場の温度感も高まっていきました。

6人目は注目のheykazmaさん。なんと15歳のDJです。大人顔負けの技術と表現力でとっても踊らせ上手!不思議と体が動いてしまいます。

続く7人目はスペシャルゲストのLUNASUN(Haruo Chikada、OMB)さん。踊れるけれど、不思議と自分の中に沈んでいけるようなプレイでした。

トリを飾るのはMixmaster Morrisさん。ひとつひとつ積み上げていくようなDJプレイが心地よく、このままずっと踊っていたいと思うほどでした。

会場の一体感がすばらしく、スッとするような気持ちのなかでパーティは幕を閉じました。

Hayamatic! 2025は大盛況のうちに終了しました。心地よい余韻が、まだ耳の奥に残っています。

想像をはるかに超える豪華ゲストで満足度の高いパーティでした。「葉山うみのホテルのロビー」という会場の珍しさもあいまって、すぐに誰かに話したくなるHayamatic!。来年はどんな景色を見ることができるのでしょうか。

Hayamatic!2025

開催日時

2025年10月19日 15:00〜21:00

開催場所

葉山うみのホテル ロビーラウンジ(SANDBAR)
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内251-1

駐車場:あり/なし ※どちらか選択

参加費

前売り券:3,000円当日券:3,500円葉山・逗子在住者限定ローカル割引:2,500円

駐車場

有り

主催

Hayamatic!

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