【衝撃】歌舞伎座で「復刻の元祖オリエンタルカレー」を頼んだ結果 → 美味しいけどメニュー写真と違いすぎてビビった
先日、歌舞伎座1階の「喫茶室 檜(ひのき)」で昼食を食べることになった。歌舞伎座というと敷居が高そうなイメージだが、同店は観劇チケットがなくても利用ができるカジュアルな喫茶室である。
メニューを眺めていたところ「復刻 元祖オリエンタルカレー(1100円)」が目に留まった。説明をそのまま読むと、第四期歌舞伎座3階カレーコーナーの名物カレーだったそうだ。具沢山の割に値段も手頃。面白そうだから頼んでみた。
・レトロな具沢山カレー
「喫茶室 檜」は、歌舞伎座1階の木挽町広場に面した、檜を基調とした落ち着いた雰囲気の喫茶室。
外から直接入ることができるから観劇の予定がなくても気軽に立ち寄れる穴場的スポットだ。店内はレストランのような雰囲気で、ランチやお茶、軽食まで幅広く対応している。
さて、メニュー写真から察するに、これからやってくるカレーは昔ながらの洋食屋さんタイプだろう。大きめの具材がゴロゴロ入った家庭的で優しい味わいのカレーに違いない。ジャガイモ、ニンジン、お肉もたっぷり入っている。期待できそうだ。
しかしやってきたのは……
こ、これは……!
・ちょっと違うかも
運ばれてきたカレーを見て驚愕した。写真と比べると、具がほとんど入っていない。ライスの横に申し訳程度に添えられた福神漬けと、シンプルなカレールーが皿を占めていた。
歌舞伎座という格式高い場所で「復刻カレー」というロマンあふれる一品を注文したからこそ期待値が上がりまくっていた。その分、このギャップの衝撃は大きい。いや、でもこれこそが元祖オリエンタルカレーなのだろう。
・でも美味しい
気を取り直してひと口食べてみると……なるほど、これまた意外である。写真と実物のギャップには驚いたが、味自体は悪くない。てか、美味しい。
調べたところ、玉ねぎやトマト、リンゴなどの野菜・果物を使い、小麦粉を使わない “純インド風カレー” に、マンゴーやリンゴ、干しブドウをスパイスとブレンドした特製チャツネ(ペースト状の調味料)を加えてじっくり煮込んだものだそうだ。
昔ながらの優しい味を想像していたが、実際は思ったよりも辛口でスパイシー。しっかりとパンチのある味わいで、現代的なカレーに近い印象。フルーティーな甘みも感じられる。具材は少ないものの、カレー自体の味はしっかりしていて満足感がある。
ただ、メニュー写真を見て「具沢山のカレーが食べられる!」とワンパク気分で注文したら驚くことになるだろう。いや、もしかすると私のカレーだけ例外的に具材が少なかっただけかもしれない。
・観劇無しでも利用可能
先に述べたように「喫茶室 檜」は観劇チケットがなくても利用できる。観劇前後はもちろん、銀座周辺に立ち寄った際に小休憩ができる穴場スポットだ。歌舞伎座という格式高い場所にありながら気軽に入れる雰囲気が良い。
メニューも豊富で、カレー以外にもサンドイッチやスイーツなどが揃っている。元祖オリエンタルカレーは期間限定の復刻メニューなので、興味がある方は早めに訪れることをオススメしたい。
幻のカレー、ちょっとビックリしたけど美味しくいただきました。現場からは以上です!
参考リンク:喫茶室 檜
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.