SNSで副業話 60代男性が230万円の詐欺被害 伊賀署
三重県警伊賀署は6月14日、伊賀市の60代男性が、SNSで知り合った人物から副業を持ち掛けられ、保証金や次の仕事への手付金などの名目で8回にわたって現金計約230万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署で詐欺事件として捜査している。
発表によると、男性は今年5月下旬、SNSを通じて知り合った女性と思われる人物から、特定のネットショッピングサイトに高評価をつけて収入が得られる仕事を勧められた。相手から「報酬を得るには正社員登録が必要。保証金を振り込んで」「コンビネーションタスクを一定額支払わないと次の仕事が得られない」などと言われ、1回当たり5万円から最大100万円前後を振り込んだという。
同署によれば、男性が振り込んだ先はそれぞれ異なる個人名義の口座で、いずれもネットバンキングを利用。報酬などが支払われたことは無かったといい、相手から「司法当局に不正資金として差し押さえられた。100万円を振り込んで」と指示されたことを不審に思って同署に相談し、14日に被害届が受理された。