波止でのメバリングで25cmメバル手中【大阪・泉大津】チヌ連発でチニングに?
この前の釣行でメバルを見ることができなかった。それ以前に鬼の低活性に当たってしまい、ラストにチヌを浮上させただけという結果だった。ライトゲームアングラーとしては物足りなさすぎる。この日はまた悪い潮周りなのだが、深場で流れが速い泉大津の釣り場に向かった。メバル、どうなるか!?
泉大津でメバリング釣行
とにかくメバルの姿が見たかった。この春すでに50尾ほど釣ってはいるが、あまりちゃんとこちらの思惑通りカタにはめられた日がない。そうかと思えばシーバスやチヌの邪魔が入ったりと、メバルだけに集中できないこともあった。
メバリングタックル1本で、マイ・ポイントのメバルたちに人気のプラグを投げていく。なぜかここでは、最近メバルがワームで釣れないのだ。
今回は泉大津エリアでメバリングを敢行。潮周りは小潮で、すでに下げ切っている状態。おそらくまともな釣り場なら、ほとんど潮位がなくなっているだろう。
幸いここは深場なので、キワにはむしろ魚が逃げ込んでいるのではないかという予想もできる。時には沈めながらやっていくプランも立てた。
ファーストフィッシュはメバル
あんまりメバル、メバルと血眼になると躱されるのではないかと思っていたが、案外早く返答が来た。25cm程度。良型であることもうれしいが、何より、早い段階で釣れてくれたことで気が楽になる。
ちなみに、新しく買ったルアーだ。このシリーズは色違いでいくつか持っているが、いよいよ本当に好きになってきた。次に釣具店に行ったときには、3色くらい追い買いするとしよう。まさしくルアーに釣られている状態の私である。
ゲストにチヌがヒット
一通り流してみて、ド表層ではほとんどアタらない感じがしてきた。ならばここでレンジを入れてみることにする。バイブレーションという選択肢もあったが、まずは潜行レンジの浅いものにする。
どれだけ沈めても1mちょっと。表中層から上を見てホバリングしているメバルを狙っていくイメージだ。
すると狙い通り、コツコツとアタリが出始めた。だが、乗り切らない。このへんは、さすがに潮が悪くて低活性で口を使ってくれないのだろうか。ちょっとルアー自体の引き抵抗が強いので、なんだか少し魚が食べにくいだろうという気もする。
と思っていたら、グググとヒット。これは、メバルではない重さだ。かといってそんなにデカくもないチヌ。いつものゲスト。最近はノッコミのパターンが顕著で、めったに近似種のキビレがこない。
チヌの時合いに突入
そこから20分弱、チヌの時合いに突入してしまった。というか、明らかにこのルアーを好んで食ってきている。
ピンクのカラーは、たまにこういうことがある。偏食するのだ。4尾続けて釣って、もはやライトブリームゲームとなってしまった。もちろん、チヌやシーバスもターゲットのうちに入っているが、本当に釣れてほしいのはメバルである。
どうせなら50cm越えでも現れたら話が違う、こっちも大興奮なのだけれど、そううまくもいかない。
ラストはメバルで納竿
少しでも沈めるとチヌになってしまうことがわかったので、アタリ爆発のチヌをあえて見切って、フローティングのプラグにチェンジ。すると、またぱぱっとアタリがきて、メバルを1尾追加。この場所では珍しく20cmちょっとの小型で、なんだかかわいい感じがした。
しかしあとは続かなかった。どうせならチヌを深追いしてみるか、とまた別のルアーを取り出してちょっとやってみたのだが、すでに時合いは過ぎていた。まあ上出来というところか。
ほとんど最低の潮でここまでの釣果を出せたのだから、まだムラっ気のある春の釣りとしては十分だ。そろそろアジの水温にも近づいてきているので、メバルも引き続きみながら、各所でアジの回遊も狙っていこう。
<井上海生/TSURINEWSライター>