「保険証も診察券も何もない!」通院を阻止したい父が、ついに実力行使に出たか #母の認知症介護日記 169
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
父が設定した母・あーちゃんの通帳やカードの返却日を過ぎても、ワフウフさん姉妹が返却に応じなかったため、案の定父からメールが届きました。そこには、父があーちゃんを連れて区役所や警察に行くと書いてあり、ワフウフさん姉妹は父が被害届を出すつもりなのかもしれないと考えました。そこで、何度もあーちゃんに「父とは出かけないように」と念を押しますが、最初こそ「絶対に行かない」と言っていたものの、しばらくすると「ダンスサークルには行きたい」と言い始め、結局のところ父と一緒に出かけたいように見えます。父に誘われるのが単純にうれしいのだろうと思うと、あーちゃんに悪気はないのはわかっていても、ワフウフさんはイライラしてしまいます。
行かなくていい!?
何度説得しても父と出かけようとするあーちゃんにイラッとしてしまい、冷たい言葉を投げかけてしまったワフウフさん。あーちゃんは、悲しそうに「そんな言い方しないでよ。私、板挟みになっているのに」と言いますが、ワフウフさんからすればあーちゃんと父との板挟みになっているのは自分たちのほう。納得がいかず、また強い口調で言い返してしまいました。しばらくして、あーちゃんは「今度こそ父からの誘いを断った」と報告をしてきたのですが、それからすぐ「断りたいのに父がいない」と言いだし、話が見えなくなりました。結局、一緒に出かけたのかどうかはわからず、ワフウフさんは姉・なーにゃんとあれこれ考えることしかできませんでした。
少し前から、父にこんなことを言われるようになったあーちゃん。
病院の付き添いも自分が行くと言い、私たち娘の付き添いは断るよう、あーちゃんに迫っているそうです。よっぽど私たち姉妹とあーちゃんを会わせたくないのでしょう……。
でも、あーちゃんは私たち姉妹の付き添いを希望していて、父が来たとしても付き添いをしてくれるかといった確認のメールが届きました。
あーちゃんの状態も把握しておきたいので、私たちは必ず行くと伝えると、あーちゃんも安心してくれたのですが……。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。
しばらくして、不安げな声で病院には行かないといけないのかと聞いてきたあーちゃん。
父からこんなことを言われたらしいです……。行かなくていいわけないのに……!
病院には行かないといけないと説明して、あーちゃんも納得してくれました。
しかし、話はそれだけでは終わらず……。なんと、あーちゃんはお財布がないと言いだしました。普段使う用とお出かけ用、どちらもないらしいのです。
もしかして……これも、父が取り上げちゃったということ……!?
少し前から、父に「娘たちは金目当てだから信用しないほうがいい」と言われ続けているあーちゃん。父は私たち姉妹とあーちゃんを会わせたくないようで、病院の付き添いも自分がするから私たちの付き添いは断るよう、あーちゃんに迫るように……。
幸い、あーちゃんは私たちの付き添いを希望してくれていて、心配そうに電話をかけてきたので、私たちもあーちゃんの状態を把握しておきたいから絶対に付き添いはすると伝えると、安心していました。しかし、それからまたすぐに電話があり、病院には行かないとダメなのか? と不安げに聞いてきたあーちゃん。なんと、父からお金がかかるから注射は行かなくていいと言われたとのこと。
娘たちの付き添いをあーちゃんが断らないから、病院自体を止めようとしたのか、それとも単純にお金がもったいないと思ったのか、父の真意は定かではありませんが、おかげであーちゃんは大混乱。さらに、普段用とお出かけ用の財布が見つからないと言いだしました。もしかして、これも病院に行けないように父が取り上げたってこと……!?
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糖尿病の持病があるあーちゃんにとって、毎週の注射はとても大切なもの。どんな理由であれ、それを阻止しようとするのは腹立たしいです。あーちゃんは正しい判断ができなくなりつつあるので、健康状態に影響が出ないように注意深く見守っておく必要がありそうですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。