【単独インタビュー】ユン・チャンヨン、子役から主演俳優へ――“演技と謙虚さ”で歩んできた10年と今
2013年にMBCドラマ『男が愛する時』でデビューし、子役として注目を集めたユン・チャンヨン。
以降も安定した演技力でキャリアを重ね、Netflixオリジナルドラマ『今、私たちの学校は…』(2022)では主演に抜擢され、世界的な注目を浴びる存在に。来たる5月30日には、日本初となる単独ファンミーティング『2025 YOON CHANYOUNG FANMEETING IN JAPAN : The First Heartbeat』の開催も控えている。
今回、Danmeeでは、次世代の実力派俳優として飛躍を続けるユン・チャンヨンさんに単独インタビューを実施。作品への向き合い方から俳優としての信念、日本のファンへの想いまでを語ってもらった。
Q.「SBSの息子」という素敵な称号をお持ちですが、今後、俳優としてどのような称号を得たいですか? 例えば、「信じて見られる俳優」や「国民の弟 (あるいは兄)」など、ご自身が目指す理想の姿を表すような言葉があれば教えてください。
「お母さんの友人の息子」(엄친아 / オムチナ)です。
友人の親御さんにも好かれ、信頼されるような人になりたいです。
Q. 学生役を演じることが多いですが、ご自身が学生時代に最も熱中していたことや、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。また、演じてみたいジャンルやキャラクターはありますか?
学生時代は、演技とサッカーに夢中になっていました。
芸術高校に進学してからは、俳優の夢を抱いて一生懸命頑張る友人たちの姿を見て、私も一緒に励まし合いながら、演技の夢を育むことができました。
もし機会があれば、悪役にも挑戦してみたいです。
Q. 映画では比較的シリアスな役が多いように思います。そうした役に挑むとき、どのような準備をされていますか?
その人物の状況や感情に集中するタイプです。
さまざまな状況の因果関係を考えながら、答えを導き出そうとしています。
すぐには理解しにくい部分については、日常の出来事やさまざまな映像を参考にしながら、じっくりと向き合って考えることもあります。
Q. Disney+ドラマ『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』で演じたソ・ヨンジュというキャラクターは、ユンさんにとってどのような存在でしたか?
ソ・ヨンジュの周囲にいるセオクさんとハン・ヒョンホ先生は、本当に素晴らしい方々なので、ヨンジュは常に謙虚な姿勢で学ぼうとする気持ちが強かったように思います。
私にとっても、謙虚さと学ぶ姿勢の大切さを考えさせてくれたキャラクターでした。
Q. ソ・ヨンジュ役の役作りで特に難しかった点、また共感した部分があれば教えてください。
誰かをここまで盲目的に信じて、献身することができるのだろうかという悩みがありました。
セオクさんに対してはいつも感謝の気持ちを持っていて、だからこそセオクさんとの関係をとても大切に思っていたのだと思います。
Q. これまで演じたキャラクターの中で、特に自分と“似ている”または“まったく違う”と感じた役はありますか?
これまで演じてきた役の中には、実際の自分の姿が少しずつ反映されていると思っています。
あえて挙げるとすれば、『ヤクザの俺が高校生になった』(Lifetime/2024)のキム・ドゥクパル役が、最も自分とはかけ離れたキャラクターだったように思いますが、そのおかげで“自信”というものを学ぶことができた役でもありました。
Q. 普段、演技をする上で大切にしている信念や、役作りの際のルーティンがあれば教えてください。
作品に入る前には、その作品ごとに意識すべきことをいくつかのキーワードで整理して、心の中に留めておくスタイルなんです。
『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』の時は、柔軟さとエネルギーに集中しようとしていたと思います。
Q. もし長期休暇が取れたら、どこでどんな風に過ごしてみたいですか?
私は即興的な性格の持ち主です。外に出かけるのも好きですが、家で過ごす時間も好きです。
もし長期休暇ができたら、今回は家族で海外旅行に行ってみたいです。
Q. 最近ハマっていることや、TMIがあれば教えてください!
最近は友人たちと一緒に料理をして食べるのが好きです。
自分が作った料理に対する反応を見るのも楽しいし、その日の料理が美味しくできた時には幸せを感じます。
植物も育てていて、最近は天気もいいので公園でのランニングも楽しんでいます。
5月30日に東京で開催されるファンミーティングの準備中で、そのために初めて本格的にダンスのレッスンも受けています!
Q. 最後に、日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします!
日本のファンの皆さん、いつも韓国の映画やドラマ、そして文化を愛してくださり、ありがとうございます。
今回のファンミーティングをきっかけに、これからもっとたくさん、もっと近くで、直接交流できる機会が増えることを願っています。
いつも送ってくださる関心と愛に、心から感謝しています
(写真=SNOWBALL ENTERTAINMENT / インタビュー=Danmee)