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広いグラウンド、ガラス張りのランチルーム 上越市で廃校舎の活用策探る初のバスツアー

上越タウンジャーナル

新潟県上越市は2025年5月9日、少子化による学校統廃合で増加する廃校舎の利活用アイデアを民間事業者から寄せてもらおうと、初のバスツアーを開催した。県内外の4事業者が参加し、6施設を見学した。

《画像:旧安塚中の体育館を見学する廃校バスツアーの参加者ら》

同市は、閉校した市立小中学校の校舎15施設について、民間事業者との対話を通して市場性の有無や活用策を把握するサウンディング型市場調査を6月11〜30日に実施する。バスツアーは、市場調査を前に普段は入れない廃校舎の見学を通して利活用イメージを具体化してもらおうと企画した。

この日は昨年閉校したばかりの安塚区石橋の旧安塚中や大島区上達の旧大島中のほか、32年前に閉校した木造校舎の安塚区朴の木の旧沼木小などを市職員が案内した。

《画像:旧末広小のランチルーム(上)、校舎とグラウンド(下)》

最初に訪れた浦川原区飯室の旧末広小は、8年前の2017年3月末に閉校。市の担当者が校舎の規模や構造、避難所としての指定状況などを説明し、教室や体育館、グラウンドなどを見て回った。体育館に隣接するガラス張りのランチルームでは、参加者から「ここはいいねぇ」などの声も上がっていた。また電力や冬の積雪量などの質問も寄せられていた。

《画像:旧安塚中の音楽室(上)、特別教室(下)》

東京都から参加した事業者は「廃校は全国にあり、各地を見学している。いろいろな相談に応じてもらえる行政側の積極的なサポートがある所がいい」と話していた。

上越市資産活用課の戸松隆宏副課長は「具体的な質問も多く、真剣に考えていただいており、廃校利用のニーズがあると改めて感じた」と話した。廃校バスツアーは5月15日と21日にも行われる。参加申し込みは締め切られたが、バスの定員に余裕があり、参加の相談に応じる。問い合わせは、同市資産活用課資産活用係025-520-5642( tel:0255205642 )。

廃校施設の利活用に関するサウンディング(民間対話)型市場調査 - 上越市ホームページ( https://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/zaisan/closedschool-sounding-market-research.html )

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