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静岡の複合施設「cosa」にレバノン料理の人気店「汽[ki:]」が登場!一口ごとに広がる味のリズムを五感で満喫して

日刊KELLY

京都・清水五条に店を構えるレバノン料理の人気店「汽[ki:]」が、2024年12月、静岡駅直結の複合施設「cosa(コーサ)」1階に2号店をオープンしました。レバノン発のスパイスとハーブ香る料理は、ピタパンに自分でサンドして味わうスタイル。薪火で焼くジューシーなお肉と、彩り豊かな野菜が織りなす味のリズムに、一口ごとに心が踊ります。

今回、シェフの西川さんにレバノン料理の魅力や、おいしい食べ方、「汽[ki:]静岡」ならではのこだわりについて、たっぷりお話をうかがいました。

野菜たっぷりでヘルシー。スパイスやハーブ香るレバノン料理の魅力

「地中海の東部にあるレバノンは、『中東のパリ』と呼ばれることもある美しい国。ハーブやニンニク、レモン、オリーブオイルなどをふんだんに使った料理はフレンチとの共通点も多く、ヘルシーでヴィーガンフレンドリーなフードとして、ヨーロッパやアメリカ、アジアでも人気が高まっています」

そう教えてくれたのは、長年フランス料理の世界で腕を磨いてきた、シェフの西川さん。レバノン料理の代表格は、ひよこ豆を使った丸いコロッケのような「ファラフェル」と、スパイスでマリネした鶏肉や羊肉などを串に刺して、回転させながら香ばしく焼き上げる「シャワルマ」です。

野菜そのもののうま味を活かしたメニューや、豆類、ハーブ、スパイスを巧みに組み合わせた料理が多く、身体に優しいのもうれしいポイント。「汽[ki:]静岡」では、そんな奥深いレバノン料理を、本格的ながらも初めての人にも親しみやすい、“ワンプレートスタイル”で提供してくれます。

薪火仕上げのジューシーなお肉と、地元静岡の新鮮野菜を一皿に

「ビーフ+ファラフェル」(2700円 ※ピタパン3枚付き)

「汽[ki:]静岡」のランチには、「チキンシャワルマ」や「ビーフシャワルマ」など“single”と呼ばれるメニューと、「チキン+ファラフェル」や「ビーフ+ファラフェル」など複数の料理がワンプレートで堪能できる“mix”が用意されています。

今回、注文したのは、「ビーフ+ファラフェル」。ビーフはハラミをマリネして使用。噛んだときのジューシーな味わいが、野菜やピタパンとよくマッチします。

写真中央の奥にあるのが薪窯

厨房の一角には薪窯があり、プレートの主役であるお肉やピタパンは、注文を受けてから薪火で焼き上げられます。

「薪窯の中は熱が均一に滞留するので、短時間で驚くほど柔らかくジューシーに焼き上がります。余分な脂も落ちてヘルシーなのもポイントです」と西川さん。ピタパンには、野菜の切れ端などを炭にしたものを練り込むことで、フードロス削減にも取り組んでいます。

色とりどりの野菜は、京都では自家栽培の無農薬野菜を使っていますが、静岡では新鮮でおいしい野菜がリーズナブルに手に入るため、地元産の野菜を積極的に使っています。その方が輸送費がかからず、環境負荷も抑えられるので一石二鳥。なるべく無農薬で栽培されたものをセレクトしているそうです。

土・日曜、祝日限定でモーニングも実施。ディナータイムも注目!

「汽[ki:]静岡」のワンプレートスタイルのランチは、ピタパンに具材を自由に詰めて味わえるのが楽しみの一つ!

おすすめの食べ方は、大豆ベースのアイオリソースと、ひよこ豆のフムスをピタパンの内側に塗った後、お肉や野菜、ファラフェルなど多彩な具材を詰めて頬張ること。「そうすることで、一口ごとに変化する味わいや香り、食感のリズムを堪能いただけます」と西川さんは語ります。

「完熟薪窯ローストバナナ」(800円)

食後のデザートには、「完熟薪窯ローストバナナ」がおすすめ。その名の通り、薪窯でじっくりローストした熱々のバナナに、冷たい自家製バニラアイスクリームを添え、黒蜜のような深いコクと程よい苦みが特徴のナツメヤシのソースをかけた、他ではなかなか味わえない逸品です。

土・日曜、祝日限定で、色とりどりの野菜を使ったヘルシーなレバノン料理のモーニングが堪能できます。また、2025年2月末からは、待望のディナータイムもスタート。レバノンやギリシャ、スロバキアといった、日本ではまだ珍しい地域のワインも取りそろえています。ぜひ、レバノン料理とワインとのペアリングも楽しんでください!

シェフ・西川さんにインタビュー

――そもそも、なぜレバノン料理に注目されたのですか?

西川さん 私は長年、フランス料理を手がけてきたのですが、レバノン料理にはフランス料理との共通点がたくさんあるんです。野菜中心の料理ということもあり、ヘルシーでヴィーガンにも対応しやすく、実際に欧米では数十年前から人気があり、今後日本でも注目されていくだろうと考えました。

――2店舗目として、静岡を選ばれた理由を教えてください。

西川さん 「cosa」さんから出店のお声がけをいただいたご縁が、大きなきっかけです。当初は、正直に言うと「レバノン料理という業態では、静岡への出店は一番難しいのでは……」と思いましたが、だからこそ面白いし、挑戦のしがいがあると感じて、出店を決意しました。

WRITER
Sugiyama
レバノン料理は初体験でしたが、ピタパンに自分で具材を詰めるというのが、まず楽しい!実際に味わってみると、薪火で焼いたお肉やたっぷりの野菜、スパイス香るファラフェルなど、一口ごとに味や食感が変わって、最後まで飽きることなく楽しめました。何より、見た目がとても華やかで、思わず写真に収めたくなるようなフォトジェニックな一皿でした。

汽[ki:]静岡(キ シズオカ)

問い合わせ
054-204-1011
場所
静岡県静岡市葵区御幸町20 cosa1F 102
営業時間
11:00~15:30(LOは14:45)、18:00~22:00(LOは21:00)
※土・日曜、祝日のみ 8:00~10:30(LOは9:45)も営業
定休日
水曜日
駐車場
なし
支払方法
カード・電子マネー可
Instagram
@ki.shizuoka

cosa(コーサ)

公式サイト
https://cosa-shizuoka.jp/
Instagram
@cosa_shizuoka
アクセス
JR「静岡駅」より徒歩で約5分


撮影/北川友美 取材・文/杉山正博


※掲載内容は2025年5月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記です

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