コラム【本州湾岸を反時計に一周】014 盛駅から三陸鉄道リアス線⑫ 2024年8月25日
※2019年4月撮影
トップ画像、新田老駅を出てほどなく第二田老トンネル(50)252mに入ります。
そして、第三田老トンネル(51)397m。
※2024年8月25日撮影
リアス線52本目のトンネルが、リアス線最長の真崎トンネル(52)6,532m。
坑口の上に「道隧崎真」と右から記された銘板が掲げられています。1984年(昭和59年)三陸鉄道北リアス線のトンネルとして開通しています。
真崎トンネルは、非電化鉄道線のトンネルとして日本最長のトンネルでもあります。ちなみに第2位はJR只見線の六十里越トンネルの6,359m。
※2019年4月撮影
国道45号線を越えます。
※2024年8月25日撮影
新田老駅から8.3kmで摂待駅。そのうち7,181mがトンネルでした。
※2024年8月25日撮影
駅名標と周辺案内マップ。愛称は「旅の八郎」。車内が混んでいたので、移動して窓から駅名標を撮影することができませんでした。
三陸鉄道さんに撮影の許可はいただいていますが、一般の利用者さんと同じスタンスで、特に撮影のためにホームに降りる時間をいただく様なコトはしていません。車内は撮影しませんし、利用者さんが写らない様に配慮しています。そして一般の鉄道ファンとして運転席の横に立って専ら前面展望を眺めてトンネル坑口と駅の写真を撮っていました。
※2024年8月25日撮影
摂待駅を出ると摂待トンネル(53)2,446mです。
※2024年8月25日撮影
トンネルを抜けると頭上を国道45号線の高架が横切っています。
※2024年8月25日撮影
小本川を渡ります。
※2024年8月25日撮影
摂待駅から3.6kmで岩泉小本駅。
※2024年8月25日撮影
島式ホーム1面2線の交換可能駅です。右の「岩泉町小本防災センター」(2015年竣工)からエレベーターを使って、ホームに上がることができます。
※2024年8月25日撮影
駅名標と周辺案内マップ。愛称は「泉湧く岩」。日本三大鍾乳洞のひとつ“龍泉洞”から流れ出る小本川の河口近くに駅があることから付けられています。
この駅では後部車内から駅名標を撮影しています。
※2024年8月25日撮影
岩泉小本駅を出るとリアス線で2番目に長い小本トンネル(54)5,174mです。
※2024年8月25日撮影
橋梁を渡って切牛トンネル(55)1,825m。
※2019年4月撮影
そして浜岩トンネル(56)592m。
※2019年4月撮影
トンネルを出て島越駅です。
現在の駅よりも100mほど手前に、田野畑村が建設し、東北の駅100選にも選ばれた二階建ての駅舎がありました。しかし東日本大震災の津波で高架線などとともに完全に流失してしまいました。黄色い矢印の先に、旧駅前広場にあって津波で流出しなかった宮澤賢治の詩碑が震災遺構として保存されています。
リアス線は、新たに築かれた盛土(防災堤を兼ねているのでしょう)の上を進みます。
※2024年8月25日撮影
岩泉小本駅から8.5kmで島越駅。そのうちの7,590m、9割近くがトンネルの中でした。
※2024年8月25日撮影
駅名標。愛称は「カルボナード」。宮澤賢治の童話から名付けられています。
※2019年4月撮影
駅のすぐ先に第一島越トンネル(57)216m。
※2019年4月撮影
さらに第二島越トンネル(58)723m。
※2019年4月撮影
そして平井賀トンネル(59)655m。
※2024年8月25日撮影
田野畑駅が近くなってきました。しかし、流石にいささか長くなったので続きは次回にします。
(文・写真) 住田至朗
※三陸鉄道の許可をいただいて撮影しています。
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。