鴨志田町野田友幸さん 手作り模型を展示 若草台地区センター
若草台地区センターで2月26日(水)まで、「宝の持ち腐れ展示会」を開催中。太平洋戦争で活躍した駆逐艦「雪風」他、潜水艦2隻の手作りのオールアルミ模型(100分の1スケール)を展示。時間は午前9時から午後8時30分。観覧無料。
制作者の野田友幸さん(78)は、鴨志田町在住の元建築士。当時の図面や写真を基に、図面作成から制作まで自ら手掛けており、「構造や時代背景を理解して作るところに、既製の模型を組み立てるのとはまた違った面白さがある」と語る。ごく小さなパーツまで全て写真などからサイズを測り、アルミ缶などを延ばして制作。飛行機格納筒や機銃はもちろん、手すりや床板など細部まで忠実に再現したという。
15日(土)と22日(土)の2時から4時は、野田さんが来館。実際の資料や図面を見ながら、模型の解説や制作秘話、あまり知られていない軍艦の構造などの話が聞ける。
8月には、駆逐艦「雪風」の勇姿を描いた映画『雪風YUKIKAZE』が全国公開予定。「今、注目されている『雪風』に加え、2隻の潜水艦も日本を守った素晴らしい軍艦。ぜひ見に来て」と野田さん。