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全国高校剣道選抜県予選特集 男子(6) 注目選手とライバルたち 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 剣道の全国高校選抜大会県予選が26日に開催される。今回は大会を盛り上げる注目の選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。

 

宮川太良(明豊2年)

2007年11月25日生まれ、170cm、75kg、明豊中学校出身、得意技は引き小手

 

 

 先鋒や次鋒が定位置で力強い剣道を展開する明豊のポイントゲッター。攻めの剣道を信条とし、チーム全体に勢いと流れをもたらす。岩本貴光監督も「昨年の全国高校総体個人チャンピオンの山下剣希(3年)に匹敵する力を持っている」と太鼓判を押すほどの実力派だ。山下が柔の剣なら、宮川は剛。今大会は鋭い一撃と圧倒的な力強さで相手を凌駕(りょうが)するつもりだ。「優勝しか考えていない」と力強く語る。

 

対戦したい選手

松本歩己(大分鶴崎2年)

 中学のときに九州大会で対戦して負けた相手。高校になってからは対戦していないので、どれだけ自分が成長したかを試したい。応じ技がうまいが、自分の間合いで攻めて、打ち抜きたい。

 

 

矢野永稀(杵築2年)

2007年8月18日生まれ、172cm、65kg、大分鶴崎中学校出身、得意技は出鼻小手

 

 

 人望があり、チームメートの推薦でキャプテンになった。真面目でのんびりとした性格だが、最近はキャプテンとしての自覚・責任感が芽生え、精神的に成長しつつある。実力的にはまだ不安定だとして、個人の目標はレギュラー定着。自分の殻を破ろうと克服すべき課題と真っすぐに向き合いながらあがいている。チームの目標は全国出場権を手にすること。「常に変化を求め、積極的にみんなが稽古に集中できる環境づくりや声かけをしたい」とキャプテンとしての強い自覚を持って県予選に臨む。

 

対戦したい選手

松本歩己(大分鶴崎2年)

 中学校の頃に同じ道場に通っていた。剣道スタイル、向かう姿勢、心構えなど全てがそろった選手で憧れ。いつか勝ちたい。

 

 

武蔵啓斗(明豊2年)

2007年4月4日生まれ、170cm、72kg、水海道中学校出身(茨城県)、得意技は引き小手

 

 

 新チームが始動する前日、岩本貴光監督によりキャプテンを任された。今年のAチームとBチームは実力が拮抗(きっこう)しており、大会に向けた部内選考は激しさを増している。「だからこそ勝率の高いチームになった」と武蔵は自信をのぞかせる。引き技を得意とし、相手につばぜり合いでプレッシャーを与え、心理的に優位に立つ。岩本監督は「武蔵はチームの要」と語り、先鋒の宮川の得点力、大将の高松宥人の安定感を支え、試合の流れを整える存在として大きな期待を寄せている。試合巧者の武蔵が見せるリーダーシップと冷静な判断力は、チームを勝利に導く原動力となる。

 

対戦したい選手

松本歩己(大分鶴崎2年)

 小柄だが足さばきがうまく、応じ技が多彩で器用な選手。対戦するとなれば焦らず、ミスせず、じっくり攻めたい。普段通りの剣道ができれば勝てると思っている。

 

 

(甲斐理恵)

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