「ブラックサンダー」の工場見学施設でしか買えないスカジャンがカッコよすぎる! 最高値の公式グッズなのに衝動買いしちまった!!
皆さんお馴染みの「ブラックサンダー」は有楽製菓株式会社が製造・販売を行っている。突然ですが質問です! そのブラックサンダーの発祥の地はどこかご存知だろうか?
正解は……愛知県の豊橋市である。1994年に豊橋工場の社員が開発し、現在は同社の看板商品として長年親しまれている。
その豊橋市にブラックサンダー史上初となる工場見学施設「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」が2025年5月27日にオープンする。それに先立って行われたメディア向けの内覧会に私(佐藤)も参加したのだが、製造工程を見学するはずがそれどころじゃなかった。
というのも併設する直営店で売っているブラックサンダースカジャンがカッコよすぎて、思わず衝動買いしてしまったのだ。これカッコよすぎだろ!
・メディア内覧会
オープンに先立って20日に行われたメディア内覧会は、テレビ・新聞・ウェブなどのメディアが約40社も集まったそうだ。最寄駅の東海道線 新所原駅から徒歩でも行けなくないのだが、まあまあ距離があるのでバス送迎があり、午前10時半に駅に到着。ちなみに往復の新幹線は事前に手配してもらっている。
用意されたバスもマイクロではなく、普通の観光バスだ。取材の招致にめっちゃ力を入れている。新工場の出来栄えにかなりの自信があると見える。
バスで10分走ったところで到着。ここが有楽製菓の豊橋 “夢” 工場です!
直営店は27日までお休み。新しく生まれ変わった直営店をこれから見に行きますよ。
工場見学は以前から望む声が多かったそうだ。商品誕生30周年を迎える節目に工場を増設し、直営店も見学通路に隣接する形でリニューアル。皆さんお待ちかねの工場見学をこれから存分に楽しめるぞ。
・そのジャンパー、いいっすねえ…
内覧会の冒頭では、代表取締役の河合辰信社長からのご挨拶があった。2023年から2年をかけて、このブラックサンダー ワクザクファクトリーをリニューアルオープンしたとのこと。
ブラックサンダーの生まれた東三河を盛り上げていくために、ただ製造過程を見せるだけでなく、体験型のエンタメ施設にしたそうだ。施設名は社内公募で集まった129件から選出したのだとか。
それにしても~……。社長のジャンパー、カッコいいなあ。スカジャンかなあ。革ジャンかなあ。
あとからわかったのだが、社長のジャンパーは世界で1着しかない本革仕様のスカジャンだった。
続いて、施設全般を担当した経営品質部の牧宏郎さんから、全体の説明が行われた。リニューアルの最初の打ち合わせがあったのが、2023年5月19日だったそうである。それからちょうど2年でオープンにこぎつけられたと振り返る。
施設のメインとなる工場見学通路は9つのエリアに分かれており、製造工程を直に見て美味しさのヒミツに迫るそうだ。それから迫力のプロジェクションマッピングで、ブラックサンダーの具材の視点から工程を体験できるとのこと。
それにしても~……、牧さんのジャンパーもカッコいいなあ。
あれは、社員専用のジャンパーなのかなあ。買えたりしたら嬉しいんだけどなあ。もっと近くでよく見たいな~……
この後、ブラックサンダーが豊橋市の観光大使に就任するセレモニーが行われた。
一般的には観光大使を「アンバサダー」というのだが、ブラックサンダーだけに「アンバ “サンダー”」ということらしい。アンバサンダー、ちょっと言いにくいな……。
・買わずに後悔より
セレモニーが終わって見学タイムスタート。まずは直営店を見てみよう。最初に私の目に飛び込んだのは、コレ! ブラックサンダーそっくりのソファ。家に1つ欲しいが売りものではない。
直営店では約80種の商品を扱っている。チョコレート商品はもちろんなのだが、注目したいのはグッズ。レア商品もあるぞ。
先ほど、牧さんが着てたスカジャンも売ってる、やったね! 左の胸元にはブラックサンダーの「BT(Black Thunder)」、右の胸には2本の稲妻が描かれている。渋い!
背面の刺しゅうも良い感じなんだよなあ。デザインがうるさ過ぎないのがイイ!
中央には日本地図、本社のある「東京」(小平)と工場のある「札幌」、そしてここ「豊橋」がそれぞれ記されている。鷹と富士山がそこはかとなく、和テイストを演出しているな。
それからサンダーだから雷神様が描かれていて、雲ではなくブラックサンダーに乗っているところがいいだよね。遊び心を感じさせる。
どうしよう、完全に欲しくなっちゃったけど、問題は価格だよなあ。Tシャツで済ませるか? それともやっぱりスカジャン買うか?
販売価格を見てみると、「ブラックサンダー スカジャン」Lサイズが税込2万1000円!
…くッ! 地味に高い。2万か~、迷うなあ。今回それほどの出費を想定していなかったからな~。う~ん、欲しい、でも欲しい!
ためしに試着させて頂くと~……。ええやん! めっちゃええやん!!
あまりにもしっくり来たので秒速で買いました。だってここでしか売ってないんだもの。買わずに後悔したくない! だから、買って後悔はない!
・社長と記念撮影!
せっかく買ったしなあ~、それだけで済ますのも惜しい。ってことで、あの方にお声がけをして~……。
佐藤「しゃ、社長。ロケットニュースの佐藤と申します」
河合社長「はい、お世話になります。本日はありがとうございます」
佐藤「社長、スカジャン買っちゃいました!」
河合社長「ありがとうございます! お似合いですね!」
佐藤「ありがとうございます。一緒に写真をお願いしてもいいですか?」
河合社長「いいですよ!」
佐藤「やった!」
ってことで、やったぜ、社長とお揃いツーショット! 今日は来てよかったよ!!
……あ、全然施設のことを説明してなかった! スカジャンに夢中になってしまってすみません。直営店について詳しくお伝えしよう。最初の申し上げたようにここには、約80種のブラックサンダー商品が揃っている。
限られた地域でしか販売していない、ご当地サンダーも充実している。
それからカップアイスに冷凍ケーキ。
ブラックサンダーの端材を再利用したビール「ブラックサンダー スタウト」も売ってるぞ。
・ブラックサンダー詰め放題!
なんといっても目玉はコレ! ブラックサンダー詰め放題です!! 工場直営店といったらこういうのがないとね、盛り上がらないよね。
1日13回の実施を予定しており、事前にレジでチケットを購入しておく必要がある。価格は1回税込1100円。チケットがなくなり次第、その日は終了とのことだ。
ルールは簡単。制限時間3分の間に、できる限り指定の袋に詰めるだけ。はみ出してもOK、詰め終わった段階で袋ごと持ち上げて、5秒間静止して落ちなければすべて獲得となる。
袋は意外と小さい上に伸縮性のないタイプだ。したがって、力任せに詰め込むと破れるので気をつけよう。
この日、参加したメディアの皆さんも全員体験。要領よく詰め込んでいる人が結構いた。
最後はジェンガのごとくひたすら積み上げていくなんて人も。はみ出しOKなので、積み上げる前提で袋詰めしていくと、かなり数は獲れそうだ。
で、私もやってみたところ、37個をゲットした! 1個40円と考えると1480円分獲得したことになる。380円もお得じゃないか。でもね、37個は少ない方で40個越えが普通みたい。なかには50個も手に入れている人もいたぞ。
とにかくブラックサンダーの魅力満載の「ブラックサンダー ワクザクファクトリー」。豊橋の新名所として人気を呼びそうだ。スカジャンはここにしか売っていないから、気になる人はぜひチェックを。実物見たら、マジで欲しくなるから……。
※今回はメディア内覧会のため、特別に許可をもらって撮影しています。一般の方は工場内撮影NGなので、ご了承ください。
・今回訪問した施設の情報
名称 ブラックサンダーワクザクファクトリー
住所 愛知県豊橋市原町蔵社88 有楽製菓株式会社
時間 10:00~17:00(ショップエリアのみ:見学者通路は事前予約制)
定休日 年末年始、お盆期間
取材協力:有楽製菓株式会社
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24