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認知症の人は日中も夜もぶつぶつ何か言っている…ひとりごとを言っている時の対応法とは?【認知症の人に寄り添う・伝わる言葉かけ&接し方】

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認知症の人は日中も夜もぶつぶつ何か言っている…ひとりごとを言っている時の対応法とは?【認知症の人に寄り添う・伝わる言葉かけ&接し方】

8:心が不安定な場面|ぶつぶつとひとりごとを言うとき

○エピソード

認知症のある祖母は、日中も夜もぶつぶつとひとりごとを言います。ときどきぴたりとひとりごとが止まることがあるのですが、また再開します。家族は気になってゆっくりできません。

【対応1】声はかけず、何を言っているのか聞き取る

ひとりごとは、認知症の症状に孤立などの環境の影響が組み合わさり現れる場合と、軽い意識障害である「せん妄」の症状と現れる場合があります。

どちらにしても、ひとりごとの背景には、環境との調和がうまくとれていないという本人の不安や孤独感、悲しみなど様々な感情が隠れています。また、これまでの生活と関連していることもあり、原因は幅広いのです。

周りの人はまず、おおむねどのような内容か?いつ現れどのくらい続くのか?そのときの精神状態はどうか?などを探ってみましょう。その上で、その原因を一緒に検討してくれる医師や介護職の人などに相談してみましょう。

【対応2】周りを明るくし、周囲の物を隠す 静かなところでリセットする

レビー小体型認知症の場合は幻視に対して話かけていることも考えられます。居場所を変え、薄暗くならないように電気をつけて明るくしてみたり、視界に入る気になる物を隠したりして反応を見てみましょう。

また、脳血管認知症の場合は、周りの音や人の動きなどに過敏になり、混乱してしまう傾向がみられます。静かなところで30分~1時間程度過ごすと、刺激がリセットされ、ひとりごとが落ち着くことがあります。

もしもあなたがこの世界にいたら?

研修や旅行など刺激の強いイベントを終えた夜、興奮して眠れなくなったり、夢に出てきたりすることはありませんか?それを話す相手が周りにいないときも、思いが口から出てくることはありませんか?

【出典】『認知症の人に寄り添う・伝わる言葉かけ&接し方』著:山川淳司 椎名淳一 加藤史子

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