<幸せデキ婚のハズが!?>交際半年で妊娠!年上彼「結ばれる運命」不安が吹っ飛んだ【まんが】
私は社会人2年目のシホ(20代)。まだまだ社会人として新米の私は、数年ぶりに恋愛をしています……! お相手は同じビル内で働くヒロアキさん(30代)。私とは別々の会社なので「ビル内恋愛」というやつです。お付き合いをしている年上の彼氏ヒロアキさんとの交際を始めて半年が過ぎた頃……。
彼との出会いは昨年の秋。同じビルで働く、名前も知らない憧れの男性でした。
ヒロアキさんとはたびたびエレベーターで一緒になり挨拶を交わすようになりました。次第に気になる存在になりました。
それから私たちは帰りが一緒になる機会が度々あり、連絡先の交換をする間柄になりました。そして次第に仲が深まっていき……。
ヒロアキさんから告白され、お付き合いすることになりました。なにせ大学生以来の彼氏。これまでお付き合いをしていた人はみんな同い年で、どこか子どもっぽい印象でした。紳士的で話し上手、エスコートも大人なヒロアキさんに、のめり込むのもあっという間でした。
ヒロアキさんとお付き合いをしてから半年たった頃、なんと妊娠していることがわかりました。大好きなヒロアキさんとの間に授かった新しい命。喜びと同時に不安も押し寄せました。
たった半年という短いお付き合いで「できちゃった結婚」だなんて……。両親にはなんて言おう。会社への報告は……? さまざまな不安が脳裏をよぎります。
「私もいい大人だし、できちゃった婚なんてめずらしくないし」なんて思っていました。でもいざ両親や会社に報告したら「半年付き合っただけでできちゃった婚か……」と思われるんじゃないかと不安になり、どう説明したらいいか悩んでしまいます。しかしヒロアキさんの言葉で、私の不安は吹き飛んだのです。「ヒロアキさんとお腹の子で、素敵な家庭を築いていこう!」そう決心できたのです。
おや、義両親は塩対応?バースデー婚から5日……突然の異変
私の両親への挨拶を早々に済ませ、ヒロアキのご両親に挨拶に伺いました。
……なんでしょう……。ヒロアキのご両親は笑顔で私を迎えてくれたのですが、なんだかどこかぎこちないというか……。なんとなくですが「心の底から歓迎されていない」と感じたのです。
最初に会った印象では不安でしたが、孫の誕生は楽しみにしてくれている様子が伝わってきました。きっと孫が生まれたら、たくさんかわいがってくれることでしょう。きっとヒロアキのご両親は、息子とデキ婚をする女が急に挨拶にきて、戸惑っているだけと解釈することにしました。
その後、私の誕生日に婚姻届を提出し、私たちは晴れて夫婦となったのです。
結婚情報誌や住宅情報サイト、子育て情報誌や名づけに関するサイト。休日はそんなサイトをみながら安静に過ごしつつ、これから始まる新生活におもいを馳せます。
仕事に向かうため、駅のホームで電車を待っていました。
ヒロアキとお付き合いが始まってからの日々は本当に幸せでした。思いがけず新しい命が宿り、トントン拍子に結婚まですすみました。「彼氏がほしい!」と嘆いていた去年の自分に教えてあげたいほど……。しかし幸せはそう長く続きませんでした。通勤途中に突然襲われた謎の腹痛。それは夫婦になって5日後のことでした。幸せの絶頂から一転、どん底に突き落とされたかのような出来事でした。
義母から罵倒「流産したのが早ければ元カノと結婚できた」
その後、ふたたびヒロアキとの子どもを授かりたい気持ちで、早めの妊娠を望んでいた私。妊活をスタートさせましたが、なかなか妊娠することもなく時間だけが過ぎていきました。「焦りは禁物」と自分にいい聞かせ、ヒロアキと2人でゆっくり過ごす時間があってもいいのかもしれない……と考えなおしました。
流産してから1年の月日が経ちました。義母の誕生日祝いの席で、私はある真実を知ることになるのです。
これまでも、私に対して素っ気なかった義両親。流産以降、さらに「他人」という印象が強くなったように感じています。ヒロアキや義両親しか知らない話で盛り上がることが多く、義両親が私に話しかけてくることはほとんどありません。
ヒロアキがいなくなると、途端に会話がなくなって気まずい雰囲気になってしまいます。
結婚の挨拶に行った際も、私は歓迎されていないと薄々感じていました。 孫の誕生だけが楽しみだった様子の義両親。流産してしまった私には、まったく興味なんてないのでしょう。それどころか「あなたのお義母さんになるつもりはありません」とまでいわれてしまいました。たしかにできちゃった婚でしたが、「流産があと5日早かったら入籍していなかった」なんてひどいことがよくいえたものです。しかし「ミツキさん」ってだれ? 突然出てきた知らない名前に戸惑いを隠せません。
【義母の気持ち】元カノとの結婚が……「あと5日早ければ!」
私はサチエ(55歳)です。子どもたちはみんな成人して、実家を離れました。いまはパート勤めをしながら、お父さんとはつかず離れず、ちょうどよい距離を保ちながら生活しています。なにも変わらない平凡な日々を送っている私たちですが、そろそろ長男ヒロアキが結婚をするのではないかと楽しみにしています。あーあ。早く孫の顔がみたいなぁ。職場や街中でみかける子どもが、かわいくてかわいくて仕方がないんです。
ヒロアキには長年お付き合いをしているミツキさんという女性がいます。ヒロアキももう30代。いい加減結婚をしてもいい頃なのですが……。なかなかおめでたいニュースを聞くことができません。ちなみに次男は女っ気ナシなので、そういう意味でもヒロアキに期待を寄せてしまいます。
とっつきにくい感じもなく、話し上手で気配り上手。その後何度も会食し、すっかりミツキさんと打ち解けた私たち。私とお父さんの誕生日には毎年、ミツキさんからお花やお酒が送られてくるようになったのでした。しかし、ある日ヒロアキから「話がある」といわれ、嬉しいニュースかと期待していたら……。
ヒロアキよりもずいぶん年下の彼女。第一印象はまだまだ大学生、子どもといった感じです。かわいらしい印象はありますが、突然あらわれたこの子を、お嫁さんとして受け入れるなんて……。 ミツキさんとは長年お付き合いをしていたせいか、なかなか結婚に踏み切れなかったとヒロアキはいいます。魔が差してしまったヒロアキは、年下の女の子を妊娠させてしまったのです。
私たちは、ミツキさんがヒロアキのお嫁さんになると信じていました。うちのバカ息子はなんてことをしたのでしょう……。
シホさんもかわいらしい素敵な女性なんだと思います。実際に話をすると、とってもいい子なのが伝わってきます。しかし私たちは、ミツキさんがお嫁さんになることを諦めきれず、シホさんを受け入れることができないでいたのです。 そんな気持ちのままでの流産。絶望と共に押し寄せてきた感情は「あと5日、流産が早ければシホさんとなんて結婚しなかったのに……」という最低なものでした。
【私の気持ち】義母の言葉で頭が真っ白に……「あなたは遊ばれただけよ!」
ミツキさんって……だれ? 悪意しかない義母の発言に思考が停止しました。
これまで私に対して素っ気なかった義両親。ヒロアキが席を立っている間、義母から「あなたの流産があと5日早かったら、うちの息子はあなたと入籍していなかったのに」と吐き捨てるようにいわれました。「お嫁さんは“ミツキさん”だとばかり思っていたのに」とも……。思考が停止する私。義父は同調するように黙っていました。
長年付き合っていた本命が別にいたとのこと……。義両親が私を嫌う理由が明らかになりました。義母の話が本当ならば、私はヒロアキの二番手の彼女だったのです。義母のいうとおり、私が妊娠していなければ、こうして私たちが結婚することもなかったのかもしれません。
義母から散々罵られ言葉を失っていたところに、ヒロアキが戻ってきました。
義母に罵られ、言い返したい気持ちはやまやまでした。しかし耳を疑うような話に頭が真っ白に……。結局なにも言い返すことができませんでした。
今回の一件で、私がどうして義両親から嫌われているのかがはっきりしました。 そりゃあ義両親たちは、私のことなんて視界にも入れたくないですよね。突然知らない女性があらわれ、自分たちが楽しみにしていた息子の結婚をぶち壊したようなもんなのですから。文句のひとつやふたつ、みっつよっつ言いたくもなるでしょう。 しかし、どれもこれも私にとっては初耳。これからヒロアキにすべて話してもらうことにします。
【ヒロアキの気持ち】バリキャリ年上彼女にコンプレックス!
俺はヒロアキ(30代)。6歳年下のシホと付き合って半年でできちゃった結婚をしたのですが……。俺はシホに隠していることがあるのです。実はシホとお付き合いをするずっと前から、別にお付き合いをしている人がいました。相手は同じ会社のミツキ(30代)。俺が新卒で入社した会社の1つ上の先輩で、俺の教育係でした。付き合いはじめて、気がつけば8年たっていました。なかなかミツキとの結婚に踏み切れない俺は、ついシホに心が揺れて……。
何度もアタックをして、ようやくお付き合いすることに成功しました! これまでこんなに人を好きになったことはありません。
仕事ができるミツキは、俺の教育係を終えるとメキメキと頭角をあらわし、数年後、若手ながらも社の一大プロジェクトのメンバーに抜擢されました。およそ1年がかりのプロジェクトが動き出したあたりから、俺たちの歯車は狂いはじめたのです。
気がつけば、ミツキと俺はすれ違うことが多くなりました。これまでの仕事が評価されたミツキは、別部署に異動となり昇格。1年先輩とはいえ、あまりにも差をつけられすぎた俺は、劣等感に押しつぶされそうになっていました。
会社ではすっかり顔を合わせなくなってしまったミツキでしたが、活躍の噂は俺の部署にまで届きます。小耳にはさむたび、嬉しいような、悔しいような、惨めな気分になりました。 そんななか、自分にもそこそこ大きな仕事が舞い込んできたと思い、ミツキに報告しました。でも、久しぶりに会ったミツキはさらに成功していてまぶしかった。そんなミツキの仕事と比べたら自分の仕事なんて大したことないんじゃないかって、急に恥ずかしくなってしまいました。
美人で聡明で仕事のできるミツキと釣り合わない。かっこ悪い! 惨めだ! 恥ずかしい! こんなに近くにいるのに、なにをやっても追いつけない。惨めな気持ちになった俺は、ミツキから距離を置くことに決めたのです。
【私の気持ち】元カノに未練タラタラの夫!愛が冷めた「……実家に帰る!」
義母の誕生日会の後、ヒロアキに問いただすと、なんとミツキさんはヒロアキの本命の彼女だったとのこと。馬鹿正直にさまざまなことを教えてくれたのです。
ミツキさんになかなか仕事で勝つことができず、プライドはズタボロ。そんなとき、ちょうど新店舗の立ち上げのために、こちら(私の会社が入っているビル)にやってきたヒロアキは、いかにもペーペーな新入社員の私を見かけたそうで……。
ミツキさんについて問いただすと、ヒロアキはアレやコレやと馬鹿正直に答えてくれました。私が知りたくもない、聞きたくもなかった情報まで、ベラベラとよくもまあしゃべったものです。
いまもなお、義両親もヒロアキも「ミツキさんが大好き!」ということがよくわかりました。
ヒロアキと出会った頃のあの大人な雰囲気、スマートにエスコートしてくれた大人の余裕は、いまは皆無です。私にとってのカッコいいヒロアキ像が音を立てて崩れていきます。同時に愛もス~ッと冷めていくのを感じたのです。これまで経験したことのない感覚です。
楽しそうに元カノ、ミツキさんについて語るヒロアキ。未練タラタラな様子が伝わってきます。先ほど義両親から罵倒されたときはショックでしたが、いまは怒りしかありません。 あーあ……なんてバカな男に引っかかってしまったのだろう……。かつてエレベーターでコッソリみていたカッコいい横顔はどこへやら……。怒りが頂点に達したため、ヒロアキをカフェに置いて帰ることにします。家に戻ったら急いで荷物をまとめて、実家に帰ります。
二股男は信用できない!実母「シアワセになれる道探して」
母は義母の発言に対して、「いくらなんでも許せない発言だよ。今さら昔の彼女のこと暴露して誰が幸せになるの。それに「流産がもう少し早ければ」だって? 私の大事な娘をなんだと思ってるのよ」と、怒りでいっぱいのようです。
ほんの数時間前に、ヒロアキに本命彼女がいたことや義両親の本音、そしてヒロアキの本性までもが一気に露呈しました。頭にきて荷物をまとめて実家にきましたが、これからヒロアキのもとへ帰るなんて、とてもじゃないけど考えられません。
子どもの頃からなんでも話してきた母ですから、私の考えなんてすぐに見透かしてしまうのかもしれません。 ヒロアキは「結婚前に二股をしていただけ」なので、不倫ではないかもしれません。しかし本命がいるなか私に声をかけ、デートに誘い告白してくるなんて。不誠実なことに変わりありません。ひょっとすると、このまま結婚生活を続けていたら、別の女性を探しまた逃げ道を作るかもしれません。 「ヒロアキとは終わりにしよう」母と話すことで、心の整理ができました。
恨むなら元カノ選ばなかった息子を「私から捨ててやる!」
あえて私を視界に入れないようにしている義両親。私が目の前にいるにもかかわらず、お構いなしにミツキさんとの復縁をすすめる義母の神経を疑います。
私は「おばあさん、そういう話は私がいないところですすめてもらえますか?」と、強気で応戦しました。
「短い間でしたがお世話になりました。早いうちに皆様の正体が知れてよかったです」と、一気に伝えました。
突然押しかけてきたかと思ったら、自分の息子の愚行を棚に上げて、私ばかりに文句をいう義母。義父はなにも言いませんが、静かに頷き、義母に同調している様子です。
義母の誕生日に罵られたときには頭が真っ白になり固まってしまいましたが、少し見方を変えると義両親もある意味被害者なんだな……と思えたのです。大好きなミツキさんがお嫁にくるものだと思っていたのに、私が急にあらわれたのですから。 しかしもとをたどれば、ヒロアキが二股をかけなければ起きなかったこと。そう思うと余計にヒロアキに腹がたってきます。 こんな人たちとは早々に別れを告げて、私は幸せになろうと思います。
【義妹の気持ち】バリキャリ義姉が失恋で出戻り?傷は深く
私はナホ(30代)です。夫のショウタ(30代)と息子(3歳)、そして義両親(60代)と二世帯住宅で暮らしています。義両親との関係はいまのところ良好です。今日は義母から「話がある」といわれ、義母たちの居住エリアにお邪魔しています。どうやら義姉・ミツキさん(30代)のことのよう……。大手企業に勤めるバリキャリ義姉のミツキさんは現在、この家から電車で1時間ほどの場所でひとり暮らしをしています。
驚きました。バリキャリ義姉のミツキさん。ここから電車で1時間くらいの場所でひとり暮らしをしていたのですが、仕事を辞めてこの家に帰ってくるそうです。
ミツキさんが長年つき合っていた相手は、会社の後輩でひとつ年下のヒロアキさん。なんでも、浮気をして相手を妊娠させてしまったそうで……。
20代のほとんどをヒロアキさんとお付き合いをして、プロポーズを待ちわびていたそうなのですが……あまりにショックを受けた義姉は、勤めていた会社を辞めてしまったそうです。
それからしばらくして、ミツキさんはこの家に越してきました。私たちは義両親と二世帯住宅に住んでいます。1階が義両親、2階が私たちのエリア。ミツキさんは1階で義両親たちと暮らすことになります。
夫の姉であるミツキさんは、いわゆる「バリキャリ」。けれど大きな裏切りにあってしまいました。現在の散財っぷりに私たちは驚くばかりです。しかし結婚適齢期に長年付き合った彼氏の浮気発覚。挙句の果てに浮気相手を妊娠させて破局……となれば、散財したくなる気持ちもわかります。 ミツキさんは根が仕事人間なので、失恋から立ち直ればきっとまた働き出すはず。 きっとお金を使うことで心を保っているのだろう……と、私も義両親も見守っていました。
キラキラ女子⇒引きこもりで汚女子に……?
急に実家に転がり込んできたと思ったら、働きもせず散財ばかりしているミツキさんを見かねたショウタ。散財するミツキさんに向かって「退職したんだから節約しろよ!」「いい加減働けよ!」と非難してしまいました。
その後、ショウタのいとこが結婚するとのことで、義両親をはじめ、ミツキさんや私たち家族も招待されたのですが……ミツキさんはいとこの結婚式を欠席したのでした。
活発だったミツキさんは、部屋に引きこもるようになってしまいました。先日久しぶりに見かけたのですが、ものすごくやつれた様子でした。美しく、男女問わずほれぼれしてしまうような顔立ちのミツキさん。バリバリ働いていたときの面影はありません。
髪も伸ばしっぱなしでボサボサ。おまけに眉毛もゲジゲジ。お風呂もロクに入らなくなってしまったミツキさんは、少しずつ「汚女子」と化していったのです。
実弟ショウタの「節約しろ」の言葉に、ミツキさんはすっかり心を閉ざしてしまいました。 「結婚式はお金がかかるから」とミツキさん。ご祝儀だけを義両親に託し、出席を辞退しました。そんなミツキさんの様子に、ショウタはさらにイライラしたようです。正直私も「いとこの結婚式を辞退しなくても……」と思ったのですが、ミツキさんの意志は固かったようです。 だんだん見た目を気にしなくなってしまったミツキさんは、お風呂の回数も減り、どんどん「汚女子」と化したのです……。
家族の支えで引きこもり生活から一歩前進
義両親はミツキさんに気を遣い、あまり強くいえないのだとか。働きだしたことで一歩前進したように思えますが、これほど長期間ふさぎ込むミツキさんをもうみていられません。
ミツキさんは失恋後も仕事に没頭しようとしたようですが、メンタルのバランスが崩れてしまったのだとか……。
義母がミツキさんに「病院にいってみよう」と声をかけるも、やはり何度か否定されてしまったようです。しかし義母は根気強くミツキさんを説得しました。
私と義母で一生懸命、病院を探しました。ようやくミツキさんも通院をはじめてくれました。
ミツキさんの様子は、見ていて心配になるものでした。見守ることも大事ですが、適切な場所につながれるよう、背中を押すことも必要だと思います、義母はなるべくミツキさんを否定しないよう、言葉を選んで説得し続けました。これまで何度も拒否され続けましたが、ようやくミツキさんが「病院にいってみよう」という気持ちになったみたいです。これは大きな前進なのではないでしょうか。 その後通院をはじめたミツキさんは、気持ちに波はありますが、少しずつ快方に向かっているようです。
通院を続けていたある日、ミツキさんの元カレのヒロアキさんから連絡が来ました……。
【ミツキの気持ち編】ナメんな!年下クズ男とはキッパリ決別
私はミツキ(30代)です。新卒から勤めていた大手企業を退職し、実家に住まわせてもらうことにしました。理由は当時付き合っていた同じ会社の後輩、ヒロアキ(30代)の浮気。しかも浮気相手を妊娠させたそうで……。プロポーズを待ちわびていた私にとって、大好きな仕事を辞めてしまうほど、衝撃的な出来事だったのです。最初は「心を強くもとう」と思っていましたが、だんだんと何も考えられなくなってきて……。
本当にバカな男。こんな男と結婚しないでよかった……。離婚したことをわざわざ連絡してきたことや、あんな別れ方をしたのに会おうと誘う無神経さに心の底から呆れ果てました。
なかなか連絡先を消せませんでしたが、約1年たってようやく削除する決心ができました。
その後、しばらくの間、母に付き添ってもらい病院を受診すると、少しずつですが気持ちが楽になる日が増えていきました。そして3年後……。
その後、体調も回復してきた私は、別の会社に就職しました。素敵なご縁にも恵まれ、とんとん拍子に結婚。今年、双子の赤ちゃんが誕生しました。
外出先で偶然出会った女性も双子を妊娠中なのだとか! 双子を連れているだけで日常的に声をかけられやすいのですが、「双子仲間」から声をかけられると、さらに嬉しいものです。 そんな双子の育児は想像以上にたいへんでした。現在私は育休中なのですが、間違いなく、仕事よりも大変です。しかしかわいい子どもたちや素敵な旦那さんに囲まれ、仕事とはちがう喜びを感じています。 あんなバカ男(ヒロアキ)と結婚しなくてよかった。別れて大正解! いま私は、とても幸せです。