今年もおいしい、学生レストラン開店、四日市のユマニテク調理製菓専門学校
学生が調理も接客もする三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校の「学生レストラン」が5月16日、今季の開店をした。この日は、6月からの本格運営に向けての助走の意味合いもあるが、一皿ごとに学生たちの気持ちがこもって、お客様も満足そうだった。
「伊勢志摩地中海クッキングラボ」の名を持つレストランを担当するのは、調理を学ぶ約30人の2年生。1年生の時に包丁の使い方や料理の基本を学び、これから半年余りをかけて、一般のお客様に日本、中華、西洋の各料理を提供する。技術を向上させ、応用を学び、来春の卒業へ向け、それぞれの就職先を決めていく大事な勉強の場になっている。
この日提供したのは「新緑 中国料理 松花堂ランチ」「よだれ鶏」「サワラの葱焼き」「エビチリソース煮」「大肉団子煮込み」「ピーナッツつけ麺」「杏仁プリン」「ココナッツタルト」の数々。料理を運んで説明することも、学生たちが役割分担している。
この日提供された中国料理のランチ
この日の料理監修は、関東や名古屋の有名なホテルや料理店で活躍した調理名誉学科長の水谷優先生。「今までは学生同士で試食していましたが、これからは一般のお客様に提供するので、言い訳はきかないし、さまざまな好みに左右される反応にも出会う。さまざまなことを体験して、成長してくいってれると思います」などと話していた。
調理だけでなく、製菓製パンの学生約30人によるショートケーキや焼き菓子の販売も、「パティスリーラボ・ウフ」であった。こちらも、色鮮やかなケーキなどを今後、一般客にも販売していく。