「食洗機」を雑菌だらけにしない“ただしい掃除術”「タンクのふち見逃してた…!」
食洗機の掃除はどのくらいの頻度でしていますか? 食洗機が汚れたままでは、臭いや雑菌の発生につながるんだそう。そこで今回はライオンケミカル株式会社さんに、「食洗機のお手入れ方法」を教えていただきます。
教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。和歌山県から全国、世界へと販売網を拡大している企業。安全で継続的に信頼できる商品作りを大切にしている。
お手入れはなぜ必要?
食洗機の汚れは、使うたびにつく汚れや目に見えない部分につく汚れがあります。毎日のお手入れだけでは落ちない汚れがついた状態が続くと、清潔な状態が保てない、汚れがこびりつくなどの困った問題が発生します。毎日のお手入れのほかに、最低でも月に1回は掃除をして食洗機の中をリセットしましょう。
「毎日」のお手入れ方法
1.残菜フィルターのゴミを捨てる
残菜フィルターにたまったゴミは、食洗機を使った後に捨てましょう。面倒に感じてしまい、数日放置したくなることもありますが、高温多湿な食洗機の中に放置すると、カビや雑菌が繁殖しやすい環境になります。毎回ゴミを取るのが面倒な場合は、食器を洗う前に、食器についた食べカスや油汚れをある程度取りましょう。汚れを取ってから食洗機に入れると、残菜フィルターに汚れがたまりにくくなります。
2.ドアを開けてしっかり乾燥させる
食洗機の中に湿気がたまると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。食洗機を使った後は、ドアを開けて内部を乾燥させて、湿気を逃がしましょう。食洗機に搭載されている乾燥機能の使用や、ふきんやペーパータオルなどで食洗機内の水気を取ることもおすすめです。
「月1回」のお手入れ方法
1.拭き掃除
清潔に保つために、食洗機の拭き掃除を行いましょう。掃除にはよく絞った柔らかい布、ふきんやペーパータオルを使います。食洗機の拭き掃除の手順は、以下の通りです。
食洗機の拭き掃除の手順
1.食器カゴを取り出す
2.水でぬらしてよく絞った布で、食洗機全体をやさしく水拭きする
3.ゴムパッキンやドアのすき間を綿棒で掃除する
特に食洗機のタンクのふちは、汚れがたまりやすい場所です。念入りに掃除をしましょう。
2.ノズルのお手入れ
ノズルは汚れがたまると、洗浄力が落ちる可能性があります。ノズルの掃除する前には説明書を確認し、柔らかい布やブラシなどを使って掃除をしましょう。
<ノズルの掃除方法>
1.ノズルを取り外し、可能な限り分解
2.柔らかい布やブラシを使って、各パーツの汚れを除去する
3.水気を拭き取り、パーツを元に戻す
注意事項:ノズルの取り外し方法やお手入れ方法は、メーカーによって異なります。誤った方法は故障の原因にもつながるため、説明書を確認して掃除をしましょう。
3.空洗い
食洗機を空洗いすると、汚れや臭いの定着を防止できます。拭き掃除やブラシでこする必要はなく、食洗機に食器を入れずに、「お手入れコース」や「標準コース」を回します。食洗機の中が臭ったり、カビ汚れや油汚れがあったりする場合は、食洗機専用の庫内クリーナーを投入して空洗いをしましょう。汚れが落ちやすくなります。
毎日、月1回のお手入れで清潔を保とう
食洗機は汚れが蓄積されると、雑菌や臭いの発生につながります。毎日のお手入れのほかにも、月1回の掃除でリセットし、食洗機を清潔に保ちましょう。
ayako/ライター