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鉄道ジャーナリスト・梅原淳氏 Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2025」コメント部門グランプリを受賞

鉄道チャンネル

東京都千代田区の神田明神ホールで26日、Yahoo!ニュース「ベスト エキスパート 2025」授賞式が開催された。

Yahoo!ニュースはLINEヤフーが運営する日本最大級のインターネット配信サービス。「Yahoo!ニュース エキスパート」はさまざまな分野の専門家やジャーナリスト、クリエイターが、自らの知見をもとに、ユーザーの新しい気づきや考えるヒント、行動につながる情報を発信するプラットフォームだ。

2012年、55名のオーサーとともに「Yahoo!ニュース 個人」が始まり、2023年に「Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラム」と統合して誕生。今では2750名のエキスパートが参画し、その専門性を活かした活動を行っている。

授賞式は今年で2回目。2024年に配信された約133,000本の記事と約37,000本のコメントの中から、「オーサー部門」「コメント部門」「趣味・生活領域クリエイター部門」「地域クリエイター部門」「ドキュメンタリークリエイター部門」計5部門のグランプリと特別賞を発表した。

鉄道ジャーナリストの梅原淳氏はコメント部門でグランプリを受賞。東武鉄道が打ち出した「磁気乗車券の全廃」方針を報じる記事に寄せたコメントが受賞の対象となった。

「歴史的な背景を語りつつ、情報技術による鉄道利用の革新に触れたコメントは非常に興味深いです。これまで抱えていたチケット関連の問題を把握し、確かな知識と情報に基づいて意見を述べている点が評価されます。この課題は誰もが関係する内容であるため、読者の関心が高まる要素があり、実際に鉄道利用の改善に寄与する可能性を感じさせます。コメント全体を通じて、日常生活における技術の重要性が再認識される内容です。」(選考委員:京都精華大学 元学長・情報館長・教授 ウスビ・サコ氏の講評)

登壇した梅原氏は「ノミネートされた他の候補の方々のコメントも素晴らしい出来で、書く技術というよりニュースそのものが皆様にご興味を持っていただけたのではないか」とコメントを寄せた。

影響を受けた相手として、梅原氏は今回の選考委員にも加わっている安藤優子氏の名を挙げている。

20年前の福知山線列車脱線事故で、梅原氏はニュース番組に出演。列車がなぜ・どのように脱線したのかといった鉄道に関わる部分の解説を担当した。このとき同席したのが安藤氏だ。番組が進んでいくなか、「怪我をされた方々がどこの病院に入院されたのか」が一番の関心ごとになったタイミングがあった。このとき、安藤氏はテロップで間に合わないからと、手書きでも構わず情報を出していったという。

「情報の受け取り手となる視聴者の方々、読者の方々がどんなことを今知りたいのか、どんなことを教えてほしいのか、それを教えていただいたのだと思っています」(梅原氏)

梅原氏は1965(昭和40)年生まれ。交友社月刊「鉄道ファン」編集部などを経て2000年に鉄道ジャーナリストとして活動を開始。鉄道関係の著書は多数。WEB媒体への寄稿、テレビやラジオなどでの解説、コメント等も。ヤフーエキスパートでは2025年2月26日時点で記事51本、145本のコメントを発信している。

LINEヤフーはあす27日(木)から「ベスト エキスパート受賞バッジ」を導入する。優れた情報発信を行ったエキスパートをたたえるもので、受賞者のプロフィールページおよび記事詳細のプロフィール欄に表示される。

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