TikTok発端に2度 計433万円詐欺被害 名張の50代男性
三重県警名張署は7月15日、名張市の50代男性がSNSから始まる詐欺に2度遭い、現金と暗号資産、電子マネー合わせて約433万円分をだましと取られたと発表した。同署がSNS型投資・ロマンス詐欺事件として捜査している。
同署によると、男性は3月14日、TikTokで女性「サリー」を名乗る人物と知り合い、LINEで暗号資産への投資を勧められた。暗号資産計280万円分を指定されたアドレスに送信したところ、アプリ上で資産が増えたように表示された。出金しようとすると現金150万円を求められ、4月22日までに指定された口座に振り込み、だまし取られた。
5月2日にはTikTokで知り合った別の人物から「FX取引で週に1000万円を稼ぐ方法を教える」などと言われ、4日までにシステム手数料の名目で電子マネー約3万円分のコード番号を相手に伝え、利用権利をだまし取られた。
金融機関から警察への通報や親族からの指摘などで被害が発覚した。