ビルトインガレージの特徴や坪数別でおすすめの間取りは?プロが徹底解説!
車好きの方は、ビルトインガレージに憧れるという方も多いのではないでしょうか。今回は、ビルトインガレージの間取りを坪数別にご紹介! ビルトインガレージの物件を専門に扱うプロの方にお聞きしました。
【坪数別】ビルトインガレージの間取り
ビルトインガレージのある住宅は、具体的にどのような間取りになるのでしょうか。坪数別でおすすめの間取りをご紹介します。
20坪台は1階にガレージ、2階に居住スペース
ー20坪台でおすすめの間取りを教えてください! 20坪台の場合、1階はガレージスペース、2階に居住スペースを置かれる方が多い印象です。20坪台後半になれば、1階にガレージと水回り、2階に居住スペースというケースが多いでしょう。 間取りは1LDK~2LDKとなり、単身者やDINKs(子どもを持たない夫婦)の方におすすめです。
30坪台は1階にガレージと水回り、2階に居住スペース
ー30坪台でおすすめの間取りを教えてください! 30坪台では1階にガレージとLDK、2階に2~3部屋ほどの居住スペースを設置できます。20坪台と比べてLDKを1階に設置できる点が特徴。間取りとしては2LDK~3LDKが一般的です。 3~4人家族におすすめの坪数になります。
40坪台は3~4LDK、1台ではなく2台分のガレージスペースも
ー40坪台でおすすめの間取りを教えてください! 40坪台は3~4LDKと広いスペースを確保できます。40坪台後半になると、2台分のガレージを設けることも可能です。 かなりスペースに余裕が生まれるため、ガレージにかけられる空間もこだわることができます。
意外と知らない!ガレージのシャッターにはどのような種類がある?
ビルトインガレージを検討する際は、ガレージのシャッター部分にも注目するとよいでしょう。 ガレージのシャッター部分は、巻き取り式とオーバースライダー式の2種類があります。それぞれどのような特徴があるか、確認していきましょう。
巻き取り式
ー巻き取り式のシャッターとはどのようなものですか? シャッター上部にシャッターを収納する「シャッターボックス」があり、その中にぐるぐるとシャッターを巻きながら収納していくものになります。一般的に広く用いられているシャッタータイプです。 巻き取り式には手動と電動の2種類があり、ガレージでは一般的に電動型を選ぶ方が多い印象です。ーなぜ電動型を選ぶ方が多いのでしょうか? 手動でガレージを上げ下げする場合、帰宅するたびに手動でガレージを開けないと車を入れられないなど、不便なケースが多いためです。
オーバースライダー式
ーオーバースライダー式とはどのようなものですか? ガレージの天井にスライドさせる形でシャッターを上げ下げするものになります。オーバースライダー式のシャッターは、巻き取り式のものと比べてシャッターを上げ下げする速度が速く、音も静かな点が魅力です。 ただ、その分巻き取り式よりも値段が上がってしまうためコスト面では注意が必要です。
ビルトインガレージのある家で生活する注意点
ビルトインガレージのある家で生活するには、いくつかの注意点を把握しておくとよいでしょう。 ビルトインガレージがあることで生じるリスクについて解説します。
シャッターは断熱性・気密性に弱い
ービルトインガレージのある家で生活する際の注意点はありますか? シャッターはドアや窓などのほかの開口部と比べて気密性や断熱性が下がることです。湿気がたまらないよう換気扇を設置したり、断熱の部分では居住スペースとの間にドアを設けるなどといった対策が必要になります。
ガレージのおすすめ活用法は?
ガレージは車を収納するという用途だけでなくさまざまな活用方法があります。おすすめなガレージの活用方法をご紹介します。
趣味の空間として活用する
ーガレージの活用方法で何かおすすめなものはありますか? 趣味の空間として活用される方が多い印象です。自転車やアウトドアが趣味の方は自動車と一緒に収納したり、簡易的な車のメンテナンススペースや洗車スペースをつくる方もいらっしゃいます。 そのほか、雨天時に家族で遊べるスペースとしても活用できますね。
ビルトインガレージを設置する際におすすめの住宅設備は?
ーガレージに設置しておくべき住宅設備はありますか? 換気扇やコンセントはあったほうがよいと思います。「車を収納すること」以外の使い道が広がるような住宅設備を取り入れると、より使い勝手のよい空間に仕上がります。 また手洗い場も検討される方が多い印象です。車のメンテナンスをしてそのまま手を洗える動線も便利ですよね。
まとめ
いかがでしたか?ガレージハウスについてプロの目線から学べましたね。 ガレージハウスのメリット・デメリットを正しく把握することで、納得のいく家づくりにつながります。家族で話し合いながら、楽しく家づくりをしていきましょう!会社名ART&TECHNOLOGY合同会社(アートアンドテクノロジー合同会社)代表山本 訓也(1級建築士/1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/FP2級技能士)所在地東京都港区南青山1-14-13 電話番号03-6822-4365事業内容ビルトインガレージ専門の物件を取り扱うサイト【東京ガレージ】の運営および賃貸・売買物件の取り扱い、建築設計公式サイト
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