【ガチ検証】なか卯の「カツ丼」をかつやと比較してみた結果 → なか卯らしさ全開だった
数ある丼の中でも、指折りの人気を誇るカツ丼。私自身はさほどカツ丼が好きでは無かったのだが、最近ひょんなきっかけで食べた「かつや」のカツ丼が思いのほか美味しく、以来ちょいちょいカツ丼を食べている。
つい先日のこと。お腹が減った私はフラフラとなか卯に入店した。さあ、親子丼でも食べますかね~……なんて感じでタッチパネルを操作していたところ……おや? なか卯にもカツ丼があるぞ……?
・なか卯といえば
牛丼系チェーン店の中でも、独特のポジションをキープする なか卯。このご時世に450円の親子丼はありがたすぎる! ゼンショーホールディングスが運営しているため、実はすき家とは姉妹店の関係だ。
さて、そのなか卯の名物は何と言っても親子丼! 何度でも言うが物価が爆上がりの今でも親子丼の並が450円ですからね? 企業努力の一言で片づけるのは申し訳ないほど、超コスパ最強の親子丼である。
なので私の場合、なか卯では半分以上が親子丼をチョイス。その他、すだちうどんや季節のメニューを食べるのが基本であった。そうか、なか卯にもシレッとカツ丼があったのか。
・かつやより安い
なか卯のカツ丼は620円なので、649円のかつやのカツ丼(梅)よりも30円ほど安い計算になる。これまで知らずにいたが、どうやらコスパが良いのは親子丼だけでは無いらしい。
というわけで、なか卯のカツ丼を食べてみることに。カツ丼をメインとする「かつや」のカツ丼とは、どんな違いがあるのだろうか?
で、まずは肉が思いのほか厚い。厚みは80グラムの豚肉を使用しているかつやの「カツ丼(梅)」よりもあり、120グラムの「カツ丼(竹)」にもヒケを取っていない。
ただし、豚肉の旨味そのものは圧倒的にかつやの方が強く感じた。部位ごとの個体差である可能性は否めないものの、豚肉の味が強いのは俄然かつやと申し上げていいだろう。
・らしさ全開
一方でなか卯のカツ丼はタマゴがトロトロ! 親子丼と同じくトロットロ!! そう、このタマゴこそがなか卯のカツ丼の特徴で、タマゴの仕上がりにこだわる人にはおあつらえ向きのカツ丼なのかもしれない。
また、他のチェーン店にはない「山椒」で味変ができるところは高ポイント。ピシッと痺れる山椒と甘めのお出汁の相性は良好で、なんなら最初からかけて食べてもいいだろう。ウマシ。
とはいえ「カツ丼」としての完成度でいうと「かつやかな~?」というのが正直な感想だ。タマゴはなか卯が勝っていると思ったが、カツ丼ならばやはり豚肉の味がしっかりして欲しい。
ただし、価格や豚肉の厚み等を考えれば、なか卯のカツ丼も「優良なカツ丼」と考えていいだろう。少なくとも、なか卯のカツ丼はかつやよりも安いことは紛れもない事実である。
まあ、かつやの100円割引き券の存在はさておき、なか卯のカツ丼はなか卯らしさがしっかり炸裂していた。なか卯は親子丼もいいがカツ丼も結構イケる! でも総合力はかつやに軍配が上がるかな!! 現場からは以上です。
参考リンク:なか卯
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.