阪急電鉄とJR東日本が鉄道技術分野での協力を強化 新たな時代の鉄道事業の創造に向けて
阪急電鉄とJR東日本は、鉄道技術分野での協力を強化し、お互いのノウハウを共有していくことを目的とした覚書を2024年7月26日に締結しました。幅広い鉄道技術分野で協力し、新しい技術を導入する際の仕様共通化を目指すことで、スケールメリットを活かした開発コストの低減や設備導入のスピードアップに取り組むなど、新たな時代の鉄道事業の創造を目指します。
共有する技術やノウハウの例としては、ワンマン運転に必要な設備や信号保安装置などが挙げられます。
両社それぞれに取り組みを進めており、阪急電鉄では全駅へのホーム柵の設置や全車両への車内防犯カメラの設置を進めているほか、より安全性・安定性の高い信号保安装置の導入に向けた検討を行っています。
JR東日本グループでは、ATACS（無線式列車制御システム）を導入し、ATO（自動列車運転装置）の高性能化により、輸送安定性の向上および、お客さまの需要やニーズに応じた柔軟な運行を目指しているほか、首都圏主要線区において、ワンマン運転やドライバレス運転の導入に向けた開発を進めています。
（鉄道チャンネル）
