横浜翠嵐高 生徒と市議の”特別議会” 横浜の未来を考える
横浜翠嵐高等学校で3月13日、生徒と横浜市会議員による意見交換会が行われた。
これは同高と平沼高校の生徒会の発案を受け、市議有志の「こども・子育て横浜市会議員連盟」が主催したもの。2日間で両校を議員が訪問し、生徒たちとともに「横浜の未来」について意見を交わした。
翠嵐高校では1・2年生約30人と市議16人が参加。「交通」「子ども・子育て」「環境」「防災・減災」「高齢化」「空き地・空き家」の6つのテーマごとにグループに分かれて対話を行った。
各グループではファシリテーター役の生徒を中心に活発な議論が交わされた。交通では駐輪場不足の問題やシェアサイクル事業について、高齢化では高齢者と若者の交流を深めるイベントの開催についてなどの意見が生徒たちから挙がり、市の取り組みや条例についてなど市議にも積極的に質問。対話を通して横浜の現在を見つめながら、未来について「自分たちにできること」をお互いに考えた。
発起人の一人でもある生徒会長の奥山怜治さんは防災・減災グループでファシリテーターを務めた。議員との対話を通し「外国人向けのアプリや条例など横浜市の取り組みについて知り、政治をより身近に感じることができた」と振り返った。
同議員連盟の鈴木太郎市会議長は、「議員も高校生もお互いにどんなことを考えているか分かったのでは。今日をゴールにするのではなく、実際の行動に移す初めの一歩を踏み出そう」と呼びかけた。