【ケニアの喫茶店】エチオピアから来た美女が作る本場エチオピアの最強コーヒーセット / カンバ通信:第418回
ジャンボ! 今回は正真正銘、連載『ケニアの喫茶店』だ。
お店の名前は……たぶんない。強いて言うなら「エチオピア」かも。とにかく開店したばかりの喫茶店。
場所的には、ヤヤ・センターの近くのキリマニ地区。ここにある建物の軒先に、その喫茶「エチオピア」はある。
この建物は元々、中国人が借りていたらしいのだが、喫茶店の女将でもあるエチオピア美女の店主いわく、その中国人は家賃を払わずに逃げ出してしまったそうな。
それで、このエチオピア美女は、「空き家になったお店スペースの前で商売させてもらってるの」と話してくれた。場所代を支払っているのかどうかは不明だ。
私はさっそく、そのエチオピア美女にコーヒーを1杯お願いした。すると彼女は、自分のコーヒー豆はエチオピアから直接仕入れているもので、「ケニアのコーヒーよりも断然美味しいわよ」と教えてくれた。
それを聞いて私は「本場のエチオピアコーヒーが味わえるのだな」と、とても嬉しくなった。
まず、エチオピア美女は私にコーヒー豆を渡してくれた。鼻を近づけて香りを嗅いでみると、その香りが本当に素晴らしく、極上のブツだとすぐにわかった。すでに私の心のワクワクメーターはレッドゾーン。
その後、彼女は「濃いコーヒーと、普通の(ミディアムの)コーヒー、どちらにしますか?」と尋ねたので、私は普通の濃さの方をお願いした。
やってきたコーヒーセットがまた最強だった。
コーヒーにポップコーン。そして炭火の上に置かれたコーヒー豆。最高に香ばしいコーヒーの香りが常に……!
コーヒーを飲んでみたら……
私にとっては最高に美味しかった。
頭の中のニコチン(カフェイン)が、まるでタスカービール(ケニアで有名なビール)を2杯飲んだかのようにギンギンに冴え渡った感じになった。(←※大丈夫か?)
そのコーヒーのおかげで、私は普段よりも頭が冴えて、目が覚めて、より活動的になった。(←※大丈夫か?)
以上のことから、私はケニアのコーヒーよりも、エチオピアのコーヒーの方が好きになった。すばらしい経験をありがとう。
この小さなカップのコーヒーセットは200ケニア・シリング(約230円)。高いように思えるが、味、クオリティ、経験……。総合的には安いと感じた。
なお、私がエチオピアコーヒーを味わったのは、これが初めてのことである。しかし今後の人生、エチオピアコーヒーを飲むことが多くなりそうだ。このお店のおかげで。クワヘリ。
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.