プロ格闘家 永松選手 「ファイトマネーで恩返し」 市スポーツ振興基金へ寄付
藤沢市出身のプロ格闘家、永松進之介選手(24)が15日、市役所を訪れ、市スポーツ振興基金へ寄付した。目録を手渡した後、鈴木恒夫市長から感謝状が贈られた。
幼少期から格闘技の大会で頭角を現した永松選手。藤ヶ岡中学1年の時には、1つ年下の弟と「2013世界テコンドー選手権大会」へ出場した。その際、渡航費として市から補助金が支給され、実際の大会でも優勝に輝き、さらに金一封が贈呈された。市長表敬は以来、約10年ぶり。
冒頭、永松選手は「プロになった今、ファイトマネーで恩返しがしたかった」とあいさつ。鈴木市長は「大舞台での活躍はうれしい。また成長も感じる」とした上で、「選手のため貴重な寄付金を役立てていきたい」と感謝を述べた。
その後、昨年12月に開かれたプロ格闘技イベント「KROSS×OVER」のリングに立ち、猛打でKOしたシーンを関係者が視聴。またおもむろにミットを構えた鈴木市長が、永松選手の鋭いキックを実際に受けると「怖い。迫力がある」と感心していた。