「初夏の稚鮎パターン」リバーシーバス攻略法【条件・使用ルアー・釣行タイミングを解説】
春から初夏にかけて遡上する稚鮎はリバーシーバスの恰好のベイトでハク・イナッコと並んで河川でのメインベイトとなる。そこで、稚鮎パターンの特徴や使用するルアーをご紹介する。
稚鮎パターンが成立する川
例年稚鮎の遡上が見られる川で、流れのはやい中大規模河川がメインとなってくる。「清流の女王」と呼ばれるアユがいる川なので、水質は比較的きれいなのが特徴となる。
また、アユには遊漁券が設定されており、漁業規則がしっかり定められている。その区域がリバーシーバスのポイントになることもあるので、規則を遵守し、不明な点は釣具屋や漁協に問い合わせて釣りを行うことも重要である。
稚鮎パターンのルアー
稚鮎は10cm程度なので、10〜13cm程度のフローティングミノーや8〜10cmのシンキングペンシルが効果的である。サーチにミノー、フォローでシンペンといった使い方がメインとなる。
デイゲームでボイルしている、稚鮎が水面をぴちゃぴちゃしている状況の時はトップウォーター、表層系スピンテールも効果的である。
雨後の河川の水位が重要
シーバスは雨による増水で河川に入ってくる。一般的に雨が降って、増水したらシーバスは釣りやすいが、流れのはやい中大規模河川は増水しやすいので、雨が止んだ直後は濁流で釣りにならない。水量が落ち着いてきて安全な水位になった時がチャンスである。普段より笹濁りの水質であれば高活性が期待できる。
基本はナイトゲームだ
稚鮎が付きそうな流れのヨレ、瀬にナイトゲームでアプローチしていくのがセオリーであるが、シーバスが付きそうなポイントは日中下見も兼ねたデイゲームを実施することでナイトゲームの解像度が高くなるので重要である。
近年は熊対策も必要
稚鮎パターンの成立するポイントは清流域で大自然の中でシーバスが狙えるといった魅力がある一方、近年東北のシーバスフィールドで熊の目撃が多発していることも事実である。渓流釣りをしているアングラー同様、熊スプレー、鈴等で対策し、安全への投資もぜひ検討していただきたい。
<黒田初/TSURINEWSライター>