プロ野球ドラフト会議 くふうハヤテから2人目のNPB12球団入りへ 注目の3選手
■10月24日ドラフト会議 野手は増田と大山に注目
プロ野球ドラフト会議は10月24日に開催される。今シーズンからウエスタン・リーグに参加している「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の所属選手も指名される可能性がある。注目選手を紹介する。
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2軍チームしかないくふうハヤテの選手にとって、1軍でプレーするにはNPB12球団に移籍する以外の道はない。過去にNPBに所属した経験がある選手はシーズン中の移籍が可能だが、そうではない選手はドラフトで指名を受ける必要がある。
くふうハヤテは今シーズン、28勝84敗8分けでウエスタン・リーグ最下位だった。チームとしては結果を残せずに低迷したが、存在感を見せた選手や将来性を感じさせる選手はいた。24日のドラフト会議で指名される可能性がある選手もいる。
中でも、3人の選手が注目されている。野手の筆頭は、増田将馬外野手。今シーズンは104試合に出場して、リーグ2位の打率.297。盗塁はリーグトップの31盗塁をマークした。フレッシュオールスターにも選出されている。
徳島県出身の増田外野手は徳島商業高校から中部学院大学を経て、社会人野球のジェイプロジェクトと四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでプレーした。現在26歳の年齢がネックになるが、巨人に所属する兄・増田大輝内野手と兄弟でのNPB12球団入りを目指す。
もう1人の野手は、シーズン終盤に加入した大山盛一郎内野手だ。沖縄・興南高校卒業後、米国の大学へ進学。昨秋はMLBのドラフト指名を待っていた。今シーズンは33試合で打率.220、0本塁打、5打点と結果を残せなかったが、米国のリーグ戦では攻守ともに評価された。
■投手は早川に可能性 元市役所職員の異色の経歴
投手の再注目は、最速150キロの直球を武器とする早川太貴投手。今シーズンは先発ローテーションの柱を担い、25試合で4勝7敗、防御率3.22。増田外野手とともに、フレッシュオールスターのメンバーに選ばれた。
早川投手は北海道の北広島市役所を退職して、くふうハヤテに入団した異色の経歴を持つ。プロで成功したい覚悟やハングリー精神も他球団から評価される要素となっている。
くふうハヤテからは9月、西濱勇星投手がヤクルトスワローズと育成契約し、球団史上初のNPB12球団入りを果たした。西濱投手は昨シーズン、オリックスの育成選手だったため、ドラフトを経由せずにセ・リーグやパ・リーグの球団へ移籍が可能だった。
西濱投手に続き、くふうハヤテからNPB12球団に入団する選手が現れるのか。プロ野球ドラフト会議は10月24日午後4時50分スタート。TBS系列などで生中継される。
(SHIZUOKA Life編集部)