『ベイマックス』続編をやりたいプロデューサー、こっそり監督にプッシュし続けている
心と体を癒やすために生まれたケア・ロボットのベイマックスと少年ヒロの心温まる交流を描き、世界中でヒットを博したディズニー・アニメーション映画『ベイマックス』(2014)。公開から10年を迎えた今も高い人気を誇る作品だが、続編の可能性はあるのだろうか。
マーベル・コミックの『ビッグ・ヒーロー・シックス』にインスパイアを受けた『ベイマックス』は、6億5780万ドル超と興行的にも大成功を収めた。2017年にはヒロとベイマックスたちに新たな物語を描くアニメシリーズ「ベイマックス ザ・シリーズ」(2017-2021)や新シリーズ「ベイマックス!」(2022)が製作され、独自のフランチャイズ展開を続けいる。
一方で、映画の続編を根強く待ちわびているファンも多いはず。続編の可能性はあるかという問いに、プロデューサーのロイ・コンリは、「共同監督のドン・ホールが戻ってきてくれることを秘かに、常に待ちわびています」といる。
「今年『ベイマックス』の10周年を迎えられたことを嬉しく思っています。私自身にとっても、ともに取り組んだドン・ホール、クリス・ウィリアムズにとっても素晴らしい作品です。(続編の可能性は)ドンが続編を作りたいかどうか次第なので、興味深いところですね。ドンのコンセプトとアイデアなので。私は常々、密かに彼に促しているのですが、どうなることやら。彼は新しい作品の仕事をすることが好きなんです。だから何が起こるか様子見でしょうね。」
ホールは2014年の公開当時、「続編について話し合ったことはないけれど、『ベイマックス』のキャラクターたちが大好きだし、いつの日かまた彼らと一緒に仕事することは実に魅力を感じます」と好意的な姿勢はいた。以降も、『ラーヤと龍の王国』(2021)や『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(2022)で監督を務め、その他ディズニー・アニメーション作品の新作にも多数関わってきている。
ホールが手がけた『モアナと伝説の海』は、続編や実写映画化も控えているところ。同じように『ベイマックス』にも新作映画が実現すれば嬉しいが、果たして……?
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