船のコマセ釣りで38cm頭にトップ31尾と好調!【千葉・直栄丸】置き竿釣法で良型続出
所属する釣り会の納竿釣行を12月30日(月)に実施。祝い魚を求めて、外房・片貝沖のハナダイを狙った。
直栄丸でハナダイ釣り
集合時間の5時前に片貝の直栄丸船着き場に集合。乗船したのは仲乗りを含めて13人。
私たち5人は、左舷トモから並んで座る。トモ側から江原規夫さん、多田幸男さん、白木誠さん、原田能尚さんに私の順。
5時半、山本義雄船長の操船で出港。ナギの海を巡航速度で東進すると、航程約45分で水深27mの漁礁周りのポイントに到着。船を旋回させながら、「準備をしておいてください」とアナウンス。
釣り場の海況は曇りのち晴れ、北風1~2m、潮は外房で真潮と呼ばれる北東へ流れる潮流で緩やか。
開始早々からハナダイ連発
6時半、流す位置が決まると船長から、「タナは海面から23~15mを探ってください。はい、どーぞ」と投入OKの合図。
日の出前なので薄暗い状態のなか、私はPEラインの目盛マークが見えず、リールのカウンターを頼りにタナを取る。指示ダナ下限からまきエサを撒きながらシャクり上げ、20mで待つと数秒後に小さなアタリ。
数十年前に船長に教わったリールの巻きアワセで竿先がギュンギュン、ギューンと曲がってハリ掛かり。電動の中速で巻き上げると、3本バリの中バリに手のひら大のハナダイが掛かってきた。2投目も同じ要領でヒット。今度は上バリに27cm。
置き竿釣法で良型続出
タナはピタリ合っているようだが、魚は投入回数ごとに上ずってくると推測。3投目は置き竿で先バリに食わせようと、タナ19mで待ってみた。
すると、アタリが出るまで時間を要したが、1分ほど経過したところで竿先がズン、ズドーンと曲がった。完全にハリ掛かりしたアタリなのでアワセは不要。竿を手に巻き上げると33cmの良型。
作戦が的中すると快感度は高く、置き竿でアタる魚はすべて30cmオーバー。大型の魚は賢く、マダイ同様にひん繁に動くビシに対して警戒する傾向があるようだ。シャクリ回数の多い人より置き竿の私のほうが、圧倒的に型がよかった。
潮流が緩かったので、ひと流し目は2時間半の大流しだったが、数カ所のピンポイントで良型がヒット。ゲストに33cmシマダイもきた。
流し後半はウマヅラとフグの攻撃が増え、9時すぎに移動の合図。この時点で私はツ抜け。
23~38cmハナダイ快釣
船は2~3分の移動で次のポイントに入り、同じ指示ダナで開始。船長から、「魚の型が小さい人は15mの高いタナまで探ってみてください」とアドバイス。
また、移動の間に右舷を見にいくと、操舵室の下に座る常連の坂橋さん、静岡に転居しても通う佐藤春穂さんが釣り上げた大型ハナダイを見せてくれた。
ふた流し目は漁礁の真上を狙って根掛かりが多発したが、良型メバルやカサゴが釣れて、白木さんは23cmと27cmカワハギをキャッチ。
また、トモの江原さんは30cm本命とマダイの一荷を披露。
多田さんは35cmの特大ハナダイを取り込む。
序盤は苦戦していた原田さんも、10時の小移動で入った三カ所目のポイントで、24~30cmを連発、11時半の沖上がりまでに10尾をクリア。
最終釣果
最終的な船中釣果は、23~38cm8~31尾と、マダイにシマダイ、カンダイやメバル、カサゴ、カワハギが交じった。竿頭と最大魚は佐藤さん、クラブ内でのトップは私の25尾だった。
山本船長のコメント
「ハナダイは10月から好調が続いています。ナギがよければ、メバルを含めてサクラの開花まで好調が続くでしょう」
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年1月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。