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濃厚な登場人物に異様な緊張感が走る キャラクター映像&新場面写真『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』

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濃厚な登場人物に異様な緊張感が走る キャラクター映像&新場面写真『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』

映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』のキャラクター映像と新場面写真が解禁となった。

仕上がった人格に魅了されるキャラクター映像解

本映像は、氷室律子(柴咲コウ)の息子、拓翔(三浦綺羅)の先生から体罰を受けたという告白から始まる。

「薮下先生」のセリフに重なる男の表情と雰囲気は尋常ではない。しかし、その後再び登場する男、物語の中心人物である小学校教諭の薮下誠一(綾野剛)は怯えた表情で「やってません」と完全否認しながらも続くカットの行動も様子も常軌を逸している。

さらに保護者・氷室律子は「絶対に許すことができません」と力強く断言。有無を言わさない冷たい強さと共に、どこかしら奇妙な空気が感じ取れる。真っ向から食い違う主張、そして、冒頭で描かれていた尋常ではない薮下、愛情あふれる律子、2人のギャップに想像が掻き立てられる。

その他、続々と登場する人物も異様な存在感を放つ。週刊春報の記者、鳴海三千彦(亀梨和也)が氷室夫婦に対して「私に任せてください」と自信たっぷりに言い放つと、教頭の都築(大倉孝二)は「認めてましたよね?」と薮下に詰めよる。

さらに、律子の夫、氷室拓馬(迫田孝也)が「出ていけ暴力教師」と迫力満点に怒号を浴びせ、薮下の妻、希美(木村文乃)からの「あなたの味方だから」というセリフからはどんな状況になっても薮下を支える気概と愛情が伺える。

校長、段田重春(光石研)が「とにかくまずは謝罪すべきだ」と重々しく言う様子は事なかれ主義が極まり、弁護士の大和(北村一輝)は「被告が体罰をしたと?」と自信ありげに淡々と詰め寄る。

薮下の弁護士、湯上谷(小林薫)は「裁判は戦争ですよ」と老齢ゆえに鋭さを感じさせる町弁の空気を放つ。

それぞれの役柄が第一線で活躍する役者陣によって仕上げられ、濃厚な登場人物として立ち上がっている。

©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会
©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会
©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会

『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』6月27日(金)全国公開

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