野里街道沿いの古き良き町家カフェ『堺町小倉屋』でほっこり癒されるカフェタイム 姫路市
姫路城から東へ徒歩約10分、町家や神社仏閣などの歴史的な建物が今も残る野里地区にある、200年以上前の町家を活かしたカフェ・レンタルスペース『堺町小倉屋』に行ってきました。姫路城下町の江戸時代の商家町家を再生し、2024年8月にオープンされたばかりのお店です。
職人や商業の町として繁栄した野里街道は、現在も昔の風情が残る街並みは情緒深く、伝統的な町家の特徴でもある虫籠窓が並ぶ同店からはノスタルジックな雰囲気が漂っていました。
一歩店舗の中に入ると、高い吹き抜けの天井に入り口から中庭まで続く土間「トオリニワ」がお客さんをお出迎え。オーナーさんイチオシの見どころポイントで、心地良い風が通り、暑さも自然と和らぎます。
そこを抜けた先には広々とした庭が広がっており、タイムスリップしたような感覚に陥ります。そんな町家で過ごすカフェタイムが最高じゃないわけない!今回は現在提供されているドリンクメニューを紹介します。
「コーヒー」は自家焙煎珈琲店『ナカザキコーヒーロースター』の豆を使用。同じく野里で古民家をリノベーションした店舗でコーヒー豆を販売されています。
堺町小倉屋ではしっかりとしたコクを感じられるスペシャルティコーヒーの「ディープブレンド」を提供。
コーヒーの美味しさをさらに引き立てるのがこちらの何だか珍しいカップ。高砂市で約1700年前から産出している「竜山岩」を加工した、一点一点手作りの石のカップとのこと。何といっても手触りの良さが、オーナーもお気に入り。手のひらに馴染むしっとり感はぜひ体験してみてほしいです。
こちらは『香寺ハーブガーデン』の茶葉を使用した「ハーブティー」。スッキリとした口当たりで、暑い日にピッタリの爽やかさです。その他のドリンクメニューには、リンゴジュースも用意されています。
寄付やオーナーが収集した2000冊余の蔵書は自由に読むことが出来るので、時間を忘れて読書に没頭できそうです。
店内に残る商品棚やタンスなどは、まるで時代劇のセットのようです。当時の雰囲気が不思議と感じられるような空間がとても新鮮でした。こちらレンタルスペースとしても利用でき、物販の販売が不定期で開催されることも。
オーナーは町家の伝統技術を残し活用するための活動にも精力的に取り組まれており、「姫路城からすぐの場所に残る歴史的街並みも楽しんでほしい。休憩スポットとして気軽に訪れてください」と話します。敢えて駐車場を設けず、徒歩などでの来店を推奨しているので、散策がてら野里地区を楽しんでみてください!
場所
堺町小倉屋(こくらや)
(姫路市堺町30)
営業時間
10:00~18:00
定休日
不定休
駐車場
なし