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山笠を前に「棒洗い」神事。舁き棒を海水で清め、壱岐郷ノ浦祇園に夏が来る【長崎県壱岐市】

ローカリティ!

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山笠といえば博多祇園山笠が全国的に有名ですが、長崎県の離島・壱岐島でも、地域に根ざした山笠祭りが脈々と受け継がれています。壱岐市最大の夏祭りといわれる「壱岐郷ノ浦祇園山笠」が、今年(2025年)は7月26日、27日に行われます。7月13日に祭りの無事を祈る神事「棒洗い」が郷ノ浦町漁協荷さばき場で行われ、法被姿の関係者や子どもたちを含む約100人が参加しました。

舁き棒を海水で清める

「棒洗い」は、山笠を担ぐ舁(か)き棒を海水で清める神事です。宮司による祝詞(のりと)奏上や玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われた後、小学生による唄子太鼓(うたこだいこ)が奉納されました。

唄子太鼓は、「在郷の商店や 日増しに栄ゆる 商売の……」から始まる唄(うた)。子どもらはおなかの底から声を出し、太鼓を叩きます。ハチマキをまいて法被を着た唄子らの演奏に大きな拍手が送られました。

海の前に並べられた四つの流(ながれ)、新道流・本町流・下山流・塞流の舁き棒に、各流れの代表らがお神酒を注いだ後、ホースでくみ上げた海水をかけて丁寧に清めていきました。

江戸時代から続く壱岐郷ノ浦山笠に向けて高まる士気

江戸時代に家族の病気平癒(へいゆ)への感謝から始まったとされるこの祭りは、280年以上の歴史を持ち、現在では五穀豊穣、商売繁盛、大漁祈願、家内安全など、さまざまな願いが込められる地域の大切な行事となっています。

今年の一番流を務める新道流の代表・立川さんは、「去年から壱岐高野球部の活躍で島全体が盛り上がっている。私たちもこの祭りを通して地域をさらに元気にしたい」と意気込みを語りました。
祭り当日は「オッセ、オッセ」「ヨーカイタ、ヨーカイタ」の掛け声とともに山笠が町内を練り歩き、急な石段を駆け上がる“難所”が最大の見せ場です。「棒洗い」を終え、いよいよ壱岐にも本格的な夏がやってきます。

写真は2025年7月13日と2024年7月28日に筆者が撮影したもの

田口有香

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