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自然の中で大好きな本と出会える場所♪淡路島『島の本屋』で個性豊かな本の世界に没入 淡路市

Kiss

淡路市中持にある、チャレンジショップ型の複合施設『KENBI』。2023年末にcloseした青い雑貨のお店『True Sea』に代わり、2024年3月から『島の本屋』がopenしています。

県道460号線を東から西へ進むとぶつかる県道157号線が交差する交差点を越えて、すぐに見える北西に進む脇道へ。「KENBI」と書かれた案内の看板を頼りに、そのまま道なりに坂を下りていくと、ぽつんと古民家が現れます。

白いドアとおしゃれな看板から、カフェのような雰囲気が漂う素敵な外観。

程よく自然光が入る店内には、まるでギャラリーのように厳選された本が並んでいます。

「A TASTE OF TANIKAWA 谷川俊太郎の詩を味わう ウィリアム・I・エリオット(著)、 西原 克政(著)、川村 和夫(著)」1,870円(税込)

リトルプレスを中心にセレクトされた、ビジュアルも中身も充実したユニークな本。

世界中の食についてのレシピやエッセイ、旅、手仕事、自然、詩集や小説と、様々なテイストの知らない世界に触れることができます。

「三日月 ラビンドラナート・タゴール(著)」

店主・有馬さんが、ご夫婦で営む同店の本は、奥さんの亜紀さんがセレクトしたもの。ところどころに置かれた亜紀さんの一言メモを読むと、思わず手に取って、開いてみたくなります。

辞典にしては可愛すぎる、雷鳥社の辞典シリーズ。部屋に飾りたくなるような見た目に引き寄せられます。

「海の辞典」1,650円(税込)

「海の辞典」「数の辞典」「石の辞典」「星の辞典」など、身近なのに奥が深い、ページをめくる手が止まらなくなる辞典。これは、全部揃えたくなります。

(左)「菓の辞典 長井史枝(著)」1,650円(税込)、(右)「数の辞典 澤宏司(著)」1,650円(税込)

数学に関するいろいろな言葉の成り立ちや意味を知ることができる「数の辞典」。

文字だけだとわかったようなわからないような言葉も、描かれたイメージと一緒に読めば、そういうことかと意味をつかめそうです。

「石の辞典 矢作ちはる(著)」1,650円(税込)

こちらは、地中に眠る鉱石の名前や特徴をまとめた「石の辞典」。

石の特長をとらえたキャッチコピーを見ていたら、なんだか愛着が湧いてきます。こんなにきれいなものが地面の下に埋まっているなんて、地球ってほんとにすごい。

「薬草⼿帖 ー⼼⾝を慈しむためにー 新田理恵(著)」1,980円(税込)

ちなみに同店のベストセラーは、こちらの「薬草手帖」なのだとか。薬草の知識や楽しみ方、育て方までまとめられています。ナチュラル志向な人の多い淡路島では重宝しそうな、欲しい知恵が詰まった本。

外の小屋には、店主・敏之さんセレクトの古書スペースがあります。

本に囲まれながら本が読める、本好きにはたまらない空間。店主ご自身の書斎から運び込まれた本たちは、どれも読み応えのありそうな本ばかりです。

(手前左)「奇蹟 中上健次(著)」、(手前右)「日の移ろい 島尾敏雄(著)」、(奥)「苦海浄土 全三部 石牟礼道子(著)」

有馬さんが選んでくれた推しの3冊。これは、生半可な気持ちでは読み切れなさそう。命や人の尊厳について新たな気づきがありそうな、覚悟して読みたい1冊です。

神戸で建築関係のお仕事をされている店主の有馬敏之さん

本好きをうならせるような古書も、本好きというわけでもない人も心惹かれる新刊も、どちらも見つかる同店。あたりをつけて検索して買う本とは違う、思いがけない1冊に出会えそうです。

店主の有馬さんが目指すのは、本を介してゆるやかにつながれる場所。4月以降に、カフェ&パン屋を併設することも計画中なのだそう。

印刷された本ならではの、所有できる嬉しさや厚み。手に取ってゆっくりと選びながら、暖炉のそばに座って店主とおしゃべりするだけでも、心がぽかぽかになりますよ。


場所
島の本屋(淡路市中持282-1)

営業時間
13:00〜17:00

営業日
水曜日・日曜日

駐車場
有り

お問合せ
InstagramDMにて

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