物価高止まらず…エンゲル係数28%に。青木「安全保障より貧困対策、貧困者の支援を」
10月11日(金)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「エンゲル係数は42年前に逆戻り…物価高にあえぐ家計 石破政権の対症療法「巨額の税金投入」出口はいつ?」という記事を紹介し、青木がコメントした。
食料品やエネルギーを中心とした物価高が収まる気配を見せない。家計の消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は、今年の直近で42年ぶりに28%まで上昇した。石破茂首相は物価高への対応で、給付金の支給など前政権の路線を引き継ぐとみられるが、巨額の税金を投入し続ける「出口なき政策」に陥るとの懸念は根強い。衆院選での争点になりそうだ。
アキダイの秋葉弘道社長(56)は「これほど急激な値上げは初めて。政府主導で進められた円安が火種になり、庶民の生活を圧迫している」と厳しい表情を浮かべた。
特にコメの値上がりが激しく、9月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)で、コメ類は前年同月比4割以上も上がった。数値が高いほど生活水準が低くなったことを示す指標ともいわれるエンゲル係数は上昇傾向が続き、今年は1~8月の平均で28.1%だ。
帝国データバンクによると、10月の値上げ食品は今年最多の2911品目に上る。11、12月の値上げ予定を含めると、今年の累計品目数は1万2401品目に達する見込みで、物価高は今後も続きそうだ。今年結婚したばかりという、ともに33歳の夫婦は「これから寒くなると電気、ガス代が心配」と話した。
大竹「青木さんいかがですか?」
青木「数日前に東京新聞に載っていた記事でシングルマザーの方が保育所に子供を預けて働けるように調整してたんだけど、なかなか保育所が見つからなくて、なかなか収入も厳しくて粉ミルクを薄めて飲ませていたんだけど、実は粉ミルクは乳幼児の栄養が全て計算されて入っているので、専門家の話によると薄めて飲ませると胎児や乳児の時の栄養が成長して大人になったあとにも影響する。成人後の心筋梗塞や成人病へのリスクも高まる可能性があるそうです。なので、やっちゃいけないんだけれども、そんなこととは知らずにやってしまっていたと」
壇蜜(パートナー)「結局薄めて飲ませてるとずっとその分栄養が足りない状態が続く」
青木「そう考えると、エンゲル係数は消費支出に占める食品の割合で、収入が低い人ほどその割合が高いということを考えると、貧困対策とか貧困者の支援を安全保障よりよほど考えたほうがいいんじゃないかと思いますよね」