「暗闇を光に変えてすべてを乗り越えることができる」主演から日本のファンへメッセージが到着『デュオ 1/2のピアニスト』
映画『デュオ 1/2のピアニスト』の冒頭映像、場面写真が解禁され、主演カミーユ・ラザとメラニー・ロベールから日本のファンへのメッセージ動画が到着した。
双子姉妹と家族のピアノに捧げた人生が“ここから”始まる
映画『デュオ 1/2のピアニスト』の冒頭3分半の本編映像が解禁された。
物語は、幼い双子姉妹のピアノコンクールのシーンから幕を開ける。「鳥さん、蝶さん、私と一緒に飛んで…」とおまじないのように口ずさむ双子の妹ジャンヌに姉クレールがそっとかけ寄り、いよいよ2人の出番へ。
ピタリと息を合わせて連弾を演奏するが、惜しくも結果は2位。家へと帰る道すがら、父セルジュは仕事を辞め全力で支え、姉妹を“史上最高のピアニストにする”と宣言。クレールが銀賞のトロフィーを車から投げ捨て、皆で大合唱しながら、明日から待つピアノへ捧ぐ日々へと向かっていく。
どこまでも続いていくかのような一本道を車が駆け抜けていく姿は、双子姉妹それぞれに降りかかる難病、そこから途方のない壁を乗り越えなければならない道のりを予感させる。しかし、車に乗っているのは1人でも2人でもなく、家族4人。
皆で歌うフランスを代表する歌手シャルル・アズナヴールの「希望に満ちて Je m’voyais déjà」は、野望に満ちた若い音楽家の心情が込められており、2人を待つ未来が決して暗闇ではないことを指し示しているようだ。双子姉妹の行く末、そして2人のピアノにすべてを捧げた家族がたどり着く先とはー。
キュートな日本語で日本のファンへメッセージ
本作の主演を務めるカミーユ・ラザとメラニー・ロベールから日本のファンへ、キュートな日本語も交えたメッセージ動画が到着した。
モデルとして名だたるブランドの広告塔を務め、Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』で大人気キャラクターを演じ、瞬く間に日本中を虜にしたカミーユ・ラザ(クレール役)と、フランスのTVドラマや映画で大活躍中の期待の俳優であるメラニー・ロベール(ジャンヌ役)。
同じくフランス出身で、高校時代からの友人であり、ルームメイトとして共同生活も送っていた、本当の姉妹のような存在だという2人が、本作で双子姉妹役として主演を務める。その関係性あってこそ、双子間の絶妙な空気感や病気、家族、姉妹との葛藤を繊細に表現している。
オフィシャルインタビューで作品の魅力についてカミーユは、「病気に打ちのめされても、暗闇を光に変えてすべてを乗り越えることができる。それこそが素晴らしいことなのだと感じています。それに、女優として進歩できたのは、ドラマチックな役柄で、たくさんの準備期間の中で練習をし、ドラマより撮影時間が長い映画という場所に戻ったことは、私にとって大きな収穫でした。この映画は、私をより忍耐強くしてくれたと感じています」とコメント。
メラニーは、「彼女たちの物語のもっとも強い側面は、忍耐力だと思います。父親が彼女たちを後押しし、とある栄光に到達しようとした矢先、病魔が彼女らを襲い、倒れてしまいます。でも彼女たちは諦めることもできたでしょうが、苦しみながらも戦い続けました。ピアノは2人の人生にとって重要なものだったんです。私はそこに自分自身を見出すことができるんです。物事がうまくいかなかったらどうするか? といつも聞かれるけど“プランB”はないし、諦めるという選択をしないと答えてきました。とにかく、続けること、プレーすることだけが好きなんです」と語り、2人の俳優人生にとっても励ましのエールのような作品であることを明かしている。
『デュオ 1/2のピアニスト』は2025年2月28日(金)公開