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あまりにも自信満々な看板にそそのかされ…大っ嫌いな「ホヤ」を10年ぶりに食べた結果 → 蒸しホヤが冗談抜きにヤバすぎた!

ロケットニュース24

「本当のほやを喰ったことがあるか」

先日、浅草を歩いていたらこんな看板が目に入った。「ほや」といえば東北地方で親しまれるビジュアルが特徴的な海産物だ。

実は私……とある出来事から ほや を約10年食べていない。ぶっちゃけるとトラウマ級に苦手。でも、ここまで推されると興味が勝ってくる。よし! 『本当のほや』の実力とやらを確かめてみようではないか。

【写真】「カッキーアワー」というサービスタイムも!

・約10年前……

冒頭でも記載したが、ほや とは主に東北地方で親しまれている海産物だ。その特徴的なビジュアルから「海のパイナップル」とも呼ばれているらしい。

ちなみに、ロケットニュースに魚でも貝でもない謎多き生物との記載があった。

そんな ほや を初めて食べたとき……

と、思ってしまった。

強烈な苦みとエグみ。それに加えてなんだかシトラスのような香りも感じた。例えるなら完全に「食器用洗剤」の風味。あまりにキツくて、飲み込むのにひと苦労であった。

その出来事がトラウマとなり、以来10年間 ほや から遠ざかる生活をしていた。

のだが、突如目の前に現れたのが……件の看板だ。

しかもよく見ると「漁師直送の新鮮ほやを食べたらイメージが180度変わります!」との記載もある。

これは、ライターとしてのチャレンジ精神をくすぐられるなぁ。よし……いっちょ食べてみようではないか!

・宮城・東北グルメ

そんなお店の名前は『かきほや飛梅』。

宮城県仙台市で有名な飲食店『飛梅グループ』が手掛けるお店とのこと。ちなみに関東では、浅草と神田の2店舗が営業中だ。

さて、メニューを確認すると美味しそうな宮城・東北グルメが並んでいる。

本音を言うと、牛タンやカキフライをたらふく食べたいところではあるが……

今回の目的は「ほや」だ!

てか、お刺身以外にも様々な料理が用意されていて驚かされた。

・VS ほや

さぁ、こちらが約10年ぶりに対峙した「ほや(刺身&ポン酢 半個 税込528円)」。

胸中を告白するとあの時の記憶が蘇ってきて何とも心苦しい。食べるのが怖い。

でも「イメージが180度変わります!」とのことだからな。その言葉を信じて食べるぞ! パク……。

……お。

イケるぞ。個人的に、すげぇぇ美味えェェ! って訳ではないけど全然悪くない。奥~の方にちょっとした苦みとシトラス感はあるけれど、逆にそれが良いクセになっている気もする。

確かに前に食べた物とは別物だ。これほどまでに、味や風味に変化があると思っていなかったので少し感動してしまった。

・「蒸し」ヤバイ!

ちょっぴりトラウマも克服できたので、刺身以外の「ほや料理」にもチャレンジしてみよう。

まずは「ほや唐揚げ(税込858円)」

まず食感が凄くイイ。甘味が押し出されているので食べやすいのも最高。これは美味いぞ。

「蒸しほや(税込968円)」もいってみよう。

殻付きのまま提供されるのでちょっぴりグロテスクだが、

中からはツルンとした綺麗な身が出てきた。このギャップは可愛いなぁ。

で、こちら……マジ美味い! 甘味・苦み・塩味の全てがバランスよく調和している感じ。

個人的に「蒸し」こそがほやの魅力を味わえる最高な食べ方なのだと感じた。

・嘘偽りナシの新鮮ほや

店員さんによると、「ほやはとにかく鮮度が命」なのだとか。私が初めて食べた時は、捌いてから時間が経った状態の悪いモノだったのかもしれない。ほや本来の美味しさを知れるイイ機会をいただけて本当に良かった。

もし、都内でほやが食べれるお店をお探しなら『飛梅』へ行くことをおススメしたい! 看板に嘘偽りナシの新鮮ほやが堪能できるお店であった。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 かきほや 飛梅 浅草店
住所 東京都台東区浅草2-11-10
時間 火~金曜日15:00〜21:30 / 土日・祝12:00〜14:00、16:00〜21:30
休日 月曜日

参考リンク:かきほや 飛梅 浅草店
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24

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