おすすめは旬の創作料理!通いたくなる我が家のような居心地『チャイナキッチン家楽』
中華のメニューといえば、炒飯、餃子、麻婆豆腐に青椒肉絲…など王道の定番中華は外せないですが、店主のこだわりの詰まった旬の創作中国料理も楽しめる、陵南公園すぐそばのお店『チャイナキッチン家楽』を紹介します!
陵南公園すぐそばのアットホームな中国料理屋さん
高尾駅北口から徒歩18分。『多摩御陵入口』交差点を浅川方面に進んですぐ右手にあります。『御陵前』バス停も近いので、高尾駅からバスで行くことも可能です。陵南公園から徒歩3分の近さなので、週末は公園で遊んでからランチやディナーに訪れる家族連れも多いそうです。
所在地:東京都八王子市東浅川31-13
店内は中華では珍しい、木目調のモダンな内装です。もともとはハンバーグ屋さんだった建物をそのまま使用しているので、洋食屋さんのような洋風で温かい雰囲気があります。
ひとりでも食事がしやすいカウンター席から、ゆったりしたテーブル席まであるので、いろいろなシーンで利用しやすそうですね。席から厨房が見えるオープンキッチンなので、料理を待っている間も中華鍋とおたまが奏でるライブ感のある調理を見ながら、おいしそうな香りが漂って食欲が高まります!
店主のアイディアとこだわりの詰まった創作料理
おすすめは、なんと言っても創作料理!壁面に掲示されている手描きのメニューは通常のおすすめです。週末になると、メニューにない創作料理も提供されます。スタッフさんが案内してくださるので、知らずに食べ損ねることはないのでご安心ください。
もちろん定番中華メニューもあります!同店のメニューは基本的に全品テイクアウト対応しているので、自宅で本格中国料理を楽しむこともできます。
マグロのホホ肉のオーブン焼き 980円
マグロの希少部位であるホホ肉を、香ばしく焼き上げた一品。こちらは普段メニューにはなく、新鮮なホホ肉を入手したとき限定の創作料理なので、出逢えたらラッキーです!オーブンで焼き上げたホホ肉は、ふわふわホロホロで、香ばしい香りと共に口の中でほどけます。
そこへ旨味が詰まったピリ辛XO醤と、ほどよい甘酸っぱさがくせになる梅ソースを合わせると、これまた美味!お店のこだわりで、同店の料理のソースは全て手作りしているそうです!料理に合うように何度も試作して作り上げられた自家製ソースは、それだけでご飯やお酒が進むおいしさです。
餃子6個 720円
同店の定番人気メニュー『餃子』です。食べた瞬間にジュワッと肉汁があふれ出します。肉が多め、餡の味もしっかりついているので食べ応えがあります。そのままでもおいしいですが、酢と胡椒を付けて食べるのがおすすめです。
餡に使用する肉は合い挽き肉ではなく、別々に仕入れた脂身と赤身を独自の割合で調合しています。また、肉と他の具材をほど良い加減で手ごねすることによって、肉肉しさとあふれ出す肉汁を実現しています。
店主によると「正直、手ごねは体力的にキツいです…苦笑。でも機械でこねると均一になりすぎて肉の食感やおいしさが引き出せない。おいしさには妥協したくないから、大変でも手でこね続けます!」とのこと。
実は創業当初は餃子を出す予定はなかったそうですが、家族の勧めで試しに出してみたところ、予想以上に大好評!そこから本腰を入れて研究・試作を開始。納得のいく餃子ができるまでの開発期間は、なんと4年!完成してからもおいしさを追求して改良しているそうです。そんなこだわりの詰まった餃子は必食です!
厳寒水 生貯蔵酒(一合) 900円
ここで、おすすめされた日本酒を一杯。長野は木曽の『厳寒水 生貯蔵酒』。口に含んだ時にふわっと広がる甘い香りとコクが、料理のおいしさを引き立たせます。ですが、「中国料理に日本酒?」と思う方も多いかもしれません。ですが、これが合うんです!
というのも、店主自ら日本各地の酒蔵で試飲して、中国料理に合う日本酒を厳選しているので、間違いなく合うのです。仕入れ状況で提供されている日本酒の種類は異なるので、その日の銘柄も要チェックですよ!
また、季節限定旬の果実を使った手作りサワーもあります。すももサワー650円、ゆずサワー600円ですよ。
秋田 川村さん家の「いぶりがっこ」 580円
ちょっと意外なおすすめメニュー。燻製加減と塩加減が絶妙で、店主も「想像するいぶりがっこを超えてくる」と絶賛の逸品です。
この『秋田 川村さん家の「いぶりがっこ」』は本来、秋田の店舗でしか買えないのですが、お客さんがお土産で持ってきたこのいぶりがっこのおいしさに店主が惚れ込み、交渉して特別に同店で提供しているそうです。なんと1回に2~3皿頼むお客さんもいるという、ファンのついた隠れ人気メニューです。
イサキのポワレ 680円
再び創作料理から。旬のイサキをカリッと香ばしく焼き上げ、特製香味ソースと合わせた一品です。『ポワレ』はフレンチの調理法ですが、旬の食材のおいしさを最大限に活かすために、店主はジャンルを超えた調理法も取り入れて、新たな中国料理を生み出しています。
ちなみにこのイサキは釣り好きのお客さんが釣ってきたものだそうです。他にも、時期によっては店主自ら山菜を取りに行ったり、知人の方がタケノコを持ってきたりと、お客さんからの仕入れから生まれたメニューもあるそうです。
冷やしラーメン 1060円
暑い夏におすすめのひんやりメニュー。夏限定。あっさりとした醤油スープに翡翠麺を合わせた冷たいラーメンです。特製XO醤が添えてあり、少しずつ溶かして味変も楽しめます。他の料理にも合うように、スープは鶏ガラベースで余計な脂をすべて取り除いた澄んだすっきりとした味わいにしているそうです。
麺は翡翠麺というほうれん草を練り込んだ緑色の麺で、目にも涼やかです。
麻辣湯麺 1100円
この暑い夏にもっと汗をかきたい方におすすめの旨辛メニュー。0.5〜10辛まで選べ、4辛以上は1辛上がるごとに+50円、となっています。店主のおすすめは1辛ということで、今回は1辛をいただきました。
唐辛子の辛さと山椒のしびれる辛さに汗がにじんできます。食べ進めるほどにコクがあり、「辛いけどうまい!けど辛い!…けどうまい!」の感じがくせになり、食べる手が止まりません。あまり辛い物が得意ではない筆者的には1辛でも十分な辛さでした。激辛好きな方はぜひ4辛以上もチャレンジしてみてください。
自家製杏仁豆腐 320円
しっかり料理を楽しんだ後は〆のデザートを。甘さ控えめのあっさりした手作り杏仁豆腐が食後にちょうど良いです。ソースは、カシス、マンゴー、シロップの3種類から選べます。
今回はカシスとマンゴーをいただきました。カシスソースは酸味のあるさっぱりとした味わい、マンゴーソースはしっかりとした甘さのある濃厚な味わいでした!食後の気分によってソースを選べるのも嬉しいポイントですね。
『家楽』の由来は
料理のことを楽しそうに話す店主の姿が印象的で、食材選びから調理法までひとつひとつにこだわりを感じるお店でした!こだわりつつも、お客さんの声や交流を大切にし、一緒にお店を作りあげているような温かい雰囲気が居心地よかったです。
まさに、『家楽』の店名の由来、「『家』のように居心地よく、気『楽』に楽しいひと時を過ごしてほしい」という想いを感じられました。食材の旬や仕入れ状況に合わせて、メニューが変わるので、最新情報をInstagramで要チェックです!
行くたびに新しい料理に出逢える、通いたくなるお店でした!